働くママの中には、仕事を終えてから保育園へお迎えへ。帰宅をすると18時近くになって、そこから夕飯の準備をして…なんて方も多いのではないでしょうか。
男性の育児・家事参加という風潮になってきてはいるものの、家事の中でも特に食事の準備はママが担当しているケースが多いように感じます。
働きながら毎食家族のご飯を用意するのは大変なこと。
それに追い討ちをかけるように、栄養バランスの取れた食事や、愛情たっぷりの手料理を!と自分自身でプレッシャーをかけていませんか?
そもそも本当にご飯を作らなくてはだめ?
楽をする方法はないの?
この記事では夜ご飯を作らなくては、というプレッシャーから脱するための方法を紹介します。
目次
ご飯は必ずしも手作りしなくていい

結論から言います。
ご飯は必ずしも手作りする必要はありません。
でもなぜご飯を作らなくてはならないという呪縛にかかっているのでしょうか?
まずはその呪縛から解かれましょう。
自炊のほうが栄養満点だから
自炊をせずに外食や、出来合いのお惣菜を買っている人に対して、体に悪い、栄養が偏るなどの批判をよく目にします。
栄養士として働いているなど、料理のプロであれば話は違ってくるかもしれませんが、実は自炊こそ栄養が偏ってしまう場合があるということをご存じですか?
自炊をするときの食材選びを思い出してみてください。
食材を無駄にしないためにそんなに多くの種類は揃えられないですし、なんとなく毎回同じような食材を買いがちではないでしょうか。
これにより栄養バランスも偏っていることだってあります。

外食=ピザやパスタのようなイメージであれば、【栄養が偏っている】という批判の対象になるのはわかりますが、最近は食材にこだわったり、健康を重視したりしているレストランやお惣菜もたくさんあります。
栄養バランスを気にするのであれば、【自炊】や【外食】ではなく、意識して食べるものを選ぶかどうかが大事なのではないでしょうか。
自炊のほうが安上がりだから
これは家族が多く、たくさんの食事を用意している方であれば、一理あります。
ただ、夫婦だけの家庭、またお子さんがまだ小さいなどの家庭では出来合いのものを買ってしまったほうが安く済む場合もあります。

またレアケースかもしれませんが、はりきって新しいレシピに挑戦したものの、調理に失敗して食材一式無駄にしてしまう場合もあるかもしれません。
自炊のほうが安上がりの場合も、もちろんありますが、場合によっては自炊のほうが高くつく可能性もあることを覚えておきましょう。
自炊しないと愛情不足な気がして…
本当にそうでしょうか。
家族への愛情は料理をすることだけが伝える手段でしょうか。
仕事から帰宅し、それから時間を見ながら料理を…と気づいたら帰宅後も忙しく、知らず知らずのうちにイライラが…。
そのイライラを夫や子供にぶつけてしまってはいませんか?
自炊するのが苦ではなく、した方がいいと思っている人は自炊すればいいと思います。
ただ、ここで言いたいのは、自炊することが苦で、でもやらないとだめだという呪縛にかかって自分を追い詰めてしまうのであれば、無理にご飯を手作りする必要はないということです。
手作りするのをやめてみる

実は先ほど紹介した呪縛にかかっていたのは、私なんです。
『いい母親、いい妻』にならなきゃ。ご飯くらい作らなきゃ。
そういうプレッシャーを自分で自分にかけてしまい、毎日イライラする日々…
育休を経て職場復帰したとある日、我慢が爆発しました。
「私は久しぶりに外で働いて、ただでさえ疲れてるの!」
「私だって働いているのに、なんで私だけがこんな苦労をしなくちゃいけないの!」
なんとまぁ、今思い出すと引くくらいに、泣きながら怒りをぶつけたのです。
しかし夫は冷静でした。そしてこう提案しました。
「気が済むまで、ご飯は作らなくていいから。」

よし、じゃあ気が済むまでご飯を作らないぞ。
というわけで、自炊をしないと決めた期間、私がやってみた方法をご紹介します。
夫に作ってもらう
自炊しない生活1日目。
「同じ気持ちを味わってみろ!」というわけで、夫に夜ご飯を準備してもらうことに。
仕事が終わってから、食事を作らなくては…というストレスがなく、1日目にして早速、ご飯作らないって最高!!!と思いました。
ただ、夫は料理ができないわけではないのですが、私とやり方が違う…、お皿はこれ使ってほしい…など、口出しをしてしまいたくなり、そわそわ。
口出しはしないように、頑張りました。
食事の後、「仕事終わりにご飯作るって大変やな。いつもありがとう。」と夫から言葉が。
仕事の後にご飯を作ることの大変さを夫にも味わってもらうという、私の第一目標は果たされたわけです。
ただし当然ですが、一から十まですべてを夫に任せるのは夫に負担がかかります。
それで私が感じていたストレスと同じストレスが、夫にたまるのであれば元も子もないですよね。

のちに自炊しない生活が終わってからは、我が家では魚や肉を焼いてもらうとか、サラダだけ作ってもらうとか部分的に分担するようにしました。
出来合いのお惣菜を買う
夫は毎回早く帰ることができるわけではないため、自炊しない生活の期間中は出来合いのお惣菜を買うことが多かったです。
会社帰りにスーパーでお惣菜を買って帰り、お皿に盛りつけて、はい完成!
ご飯は毎回多めに炊いていたので、冷凍でストックしていたのでチンするだけ。
なんて楽なんでしょう。
夫が帰宅する20時近くにもなると、スーパーのお惣菜は割引になることも多かったので、その時間を狙って買ってきてもらったこともあります。
食費がかかることを少しは気にしていたので、割引されたものだと、食費もかなりおさえられました。

外食をする
外食といっても、まだ子供は小さく、行けるところはファミレスくらい。
我が家はまだ0歳児なので、離乳食を持ち込みさせてもらい、夫と待ち合わせをしていざ食事。
定食メニューなんかは栄養バランスもよく考えられていておススメです。
食事が出てくるのを待つだけなので、自然と家族の会話も増えて、おだやかに過ごすことができました。

ちなみに我が家のように子供がまだ離乳食を食べている場合、離乳食を用意してもらえるファミレスもあります。
離乳食を用意されているファミレスは、子育て世代にはとても嬉しいサービスですね!
家事代行サービスを利用する
家事代行サービスなんてハードルが高い…こんなのお金持ちが使うサービスでしょ。
なんて考えているあなた。
私もそう思ってしまい、実はこれに関しては未体験です。
ただ、だんだん私の身の回りでも家事代行使ってみたよー!という人が増えてきています。
周りで使っているとよく聞くのが、ベアーズやキッズライン。
こちら見てみると1時間1500円程度で買い出しから料理までお願いできるケースもあるようです。
またベビーシッターとしてきてもらって、簡単な料理もお願いすることもできる場合も。
私の友人はベビーシッターとしてきてもらい、時間があれば…とお願いをしていたら常備菜を3種類くらいありもので作ってくれたそうです。
来てもらえるベビーシッターさんによってできること・できないことがあるようなので、事前に確認しましょう。

自炊はしたい、でも時間がないという方へ

実際に私が自炊しない生活をしたのは2週間弱でした。
この自炊しない生活のおかげで、ほとんど家でイライラすることもなく、夫に対しても優しくなれる自分に気づきました。
そして、なんだかんだ家族のためにご飯を作る自分が嫌いではないとわかったのです。
というわけで、自炊しない生活を終えたのですが、このまま元のがっつり自炊をする生活に戻っては意味がないな…と思い、いくつかの時短方法を実践しています。
私が実践している方法を早速ご紹介します。
献立を固定する
夕食を用意するにあたって、私が1番ストレスを感じていたのが、献立を考えることでした。
なので週のうち3日は完全に献立を固定することに決めました。

こちらが我が家の月・火・木の献立です。
月 | 鍋(寄せ鍋、キムチ鍋、豆乳鍋が多いです) |
火 | ご飯、豚汁、焼き魚、常備菜2,3種類 |
木 | ご飯、味噌汁、豚の生姜焼き、常備菜2,3種類 |
後ほど紹介しますが、土日に常備菜を作り置きすることにしたため、その常備菜を2種類程度出しています。
ちなみに我が家は主食はご飯派ですが、主食をご飯→パスタ→パンと曜日で変えているという方もいるそうです。
また料理ジャンルを固定(例えば、月曜は中華、火曜は和食…など)するのもいいですね。
作り置きのおかずを週末にまとめて作る
週末などの時間があるときにまとめておかずを作っておき、平日の夜は温めて出すだけにしておくと、とても楽です。
今まではほとんど作り置きをしていませんでした。
作り置きをつくったとしてもひじきの煮物、きんぴらごぼう、切り干し大根…みたいなものしか思いつきませんでした。

というわけでバリエーションを増やすべく、手っ取り早くYouTubeで探してみたら、素敵な作り置きレシピ動画があったのでシェアします。
https://www.youtube.com/watch?v=PidChDcUuWE
煮卵、ムネハムは夫にも好評でしたよ。
また「野菜は切って冷凍しておくと便利?!」の記事も参考にしてみてください。
料理の中で野菜を切る作業って地味に時間をとられるので、常備菜を作るのと同時に、野菜の下処理をしておくのはおススメです。
ミールキットを買う
ミールキットとは、野菜や肉がカット済みで、調味料もセットになったお料理セットのこと。
今までは、なんだか割高だし、手抜き感もあるし…と敬遠していました。
が、使ってみるとなんて楽なんでしょう…!
そしておいしくて、ちゃんと手作り感もでるんです。
スーパーにもミールキットは増えてきていますが、やはり生協のミールキットはレベルが高いです。
ミールキット目的で生協に加入するという人もいるくらい。
私も元々は、子供の離乳食スタートにあたって、生協に加入しましたが(有機野菜とか使いたかったので)、今となってはミールキットもしっかり注文しています。
こちらの記事にも常備しておくとそれだけで一品作れるレシピが盛りだくさん!
是非参考にしてみてくださいね!
1人で抱え込まないで!

共働きだからこそ、夫婦で協力は必要です。
『いい母親、いい妻を』と考えているということはあなた1人で抱え込み過ぎています。
ちょっとずつ不満が溜まっていきストレスに潰されてしまうかも…!?
そうなる前にこんな風に考えてみてください。
帰宅時間が早い方が食事を作ってみる
ほとんどの場合、私たち母親だとは思いますが…毎日帰宅時間が早いとは限りませんよね。
夫も帰宅時間が早いこともあると思います。
その時に食事を作ってもらいましょう!調理の途中に私たち母親の帰宅、初めから調理風景を見るのではないのでイライラもしないですみますよ!
朝、家を出る前に【お肉か魚か野菜】どれを使って夕食を作るのかだけでも決めてメモを残しておくと楽ですよ。
夫が先に帰ってきても、メモを見て『なるほど、今日はお肉料理なんだな』と分かれば調理もスムーズに行うことが出来るはずです!
メモを残しておくことで、献立のアドバイスにもなります。
うちの夫は『メモありがとう、お陰で献立が決めやすかったよ』とお礼まで言ってくれました。
曜日を決めて交代で作る
あらかじめ、夫婦で話し合って片方だけに負担が大きくならないように交代制を決めてしまうのも1つの手です!
- (月) (水)(金)(日)私
- (火) (木)(土)夫
このように決めてしまえば、ある程度『あぁー、ご飯何作ればいいのー!?』など毎日イライラせずにすみます。
うちは、この当番表を2週間毎に変更してお互いに支え合って食事を作るようにしています。
飲み会などで帰宅出来ない日も夫はありますが…その時は違う日に変更をお願いと連絡をくれます。
共働きだと、お互いに大変さが少しは分かるはず…初めは1週間のうち2日だけなど少ない日にちからお願いしてみるといいかと思います!
最後に
食事の時間って本来は楽しいもの。
それなのに仕事でくたくたな上にご飯を作らないといけない…となると楽しめるものも楽しめなくなってしまいます。
だから食事の時間を家族と楽しむために、自炊をまるっとやめてしまうという選択肢はアリです。
たとえ全くやらないという選択がしづらい、という場合でも時間短縮し、自分が楽になる方法はいくらでもあります。
私が実際に自炊しない生活をやってみて出した結論は、共働きで完璧に家事をこなすのは無理だから仕方ないと割り切ること。
適度に気を抜いて家族との食事を思いっきり楽しみましょう。
突然ですが
今、おしゃれできていますか?
私は子供が生まれてからというもの、まったくおしゃれができなくなりました。
子育てが忙しく毎日、同じ洋服を着て出社をしていました。そんなある日、職場の若い女の子に
「毎日同じ洋服で楽そうですね、でも私はそこまで女を捨てられません」
なんて言われる始末。子育てが忙しいからおしゃれなんて無理…そう思っていました。
しかし!
ものすごい簡単におしゃれができてしまう方法があったんです!
この方法ならお金も節約できるし、おしゃれも楽しめるし一石二鳥、いやそれ以上です。私はこの方法に出会ったおかげで毎日おしゃれを楽しんでいます。
職場でも「おしゃれですね!」って言われて最高に嬉しいです。