子育てをしていくなかで、うちは厳しすぎるかな?甘すぎるかな?と悩むことが少なからず、あると思います。
最近よく子育て本やブログなんかでも「厳しい親に育てられると非行に走る」「ほめて育てよう」なんて言葉を目にします。
親は厳しさと甘さのどちらとも持っていたほうがいいと私は思うし、どちらかに偏ってるしまっているものを読んだりすると首をかしげてしまいます。
問題なのは「間違った厳しさ」「間違った甘さ」なのではないでしょうか?「厳しくし過ぎず、甘くし過ぎず」のバランスが保てることが理想です。
では、そのバランスを保つために必要なことは何かを詳しくみていってみましょう!
我が家のあまり一般的ではない子育てスタイルもお話していきますね笑
目次
バランスを保ってベストポジションをゲット!

完璧にバランスをとる!なんてことを目指す必要はなく、「どちらかといえば厳しめ」「どちらかといえば甘め」くらいで充分だと思います。
まず、バランスを取るために知っておいてほしい2つのことがあります。
- 間違った厳しさ
- 間違った甘さ
何故この2つを知っておいてほしいかというと、今、自分がどのポジションにいるかを今一度見直してみてほしいからです。
親も人の子で、どこかに偏りがあって当然です。子育てを上手にできる人、そうでない人も居るはずです。私は多分下手くそです笑
上手に出来ないから親になる資格はないなんてことはありません。最初から出来る人のほうが断然少ないのですから。
ただ、間違った方向にいってしまったときにはしっかりと修正するということを出来ないといけません。
これは絶対です!!!

時に立ち止まって今の自分を見つめなおし、ポジションの修正をかけていくことがバランスをとるということです。自分のベストポジションを見つけていきましょう!
万が一、この中に当てはまるところが自分の子育ての中にあるなと感じれば、それは今から修正していけばいいのです。全然間に合うので大丈夫です。
間違った厳しさとは?
- 子供に理想を求めすぎてしまう
- 指摘するべきところを間違えてる
- 上から押しつけてしまう
- マイナスな言葉ばかりを言う
(暴力等はもってのほかなので今回は省きます)
【理想を求めすぎてしまう】
自分の子供時代にできなかった事へのリベンジを子供に強要してしまう場合です。
例えば)自分の学歴にコンプレックスがあり、子供にはそうなってほしくないがために、教育熱心になりすぎて空回りをしてしまう。 |
子供を想いすぎて厳しくなってしまうわけですが、子供の人生と自分の人生は別物だということをしっかりと理解しておきたいとこです。
これは子供の意見をきくことが出来ていれば、いい方向へと転がる可能性もあります。
ただ子供の意見を聞き入れず、無視してしまうと、最終的に子供を壊してしまうことになってしまうこともありえるので気を付けましょう。
【指摘するべきところを間違えている】
これ気づかづにやってしまっているパターンがあります。出来ないことを指摘してしまったり、根本的な解決からずれていることが多い。
例え)世間体を気にして子供に間違った指摘をしてしまう場合でよくあるのが
|
誰々と同じようにしなくちゃいけない。誰々に怒られるからやっちゃいけない。指摘するべきところはそこじゃありません。
前者は出来てほしいと思うことを伝えるべきところなのに、出来ないことを指摘している。そして後者はやっちゃいけないことはやっちゃいけない理由を言うべきです。
これ案外、どこでも聞いたりします。我が家の場合、主人の祖父母がこれをよく言っていたので、そのたびに修正かけていました。

【上から押しつけてしまう】
親が自分の意見が正しいと思い込んで、それを上から押しつけてしまうことです。この場合一番怖いのは子供の意見を聞いてあげないということですね。
例え)頭ごなしに反対されたり、意見を聞いてもらえない子は親との信頼関係が出来ていないので、いざという時に嘘をついてしまったり、逃げてしまったりすることがあります。 |
打ち明けても分かってくれるという信頼がないからです。これは本当に赤信号になりますので、気を付けたいですね。
【マイナスなことばかり言う】
世間の厳しさを教えたいがためにマイナスなことばかりをいう。案外これも多いです。
例え)「こんなことしたって将来役に立たない」とか何かにつけてお説教っぽくなってしまったりとか。 案外多いのが子供がただ他の子を褒めただけなのに、それが何故か比べられ怒られるという理不尽なお説教。これでは話すこと事態がが億劫になってきてしまいますよね。 |
伝えておきたい!と思う気持ちもわかりますが、マイナスな発言で伝えるとマイナスしか残りません!伝えたいことがあるのならプラス(ポジティブ)の言葉でいきましょう。

でも、気づけたあなたは素晴らしいですよ!無意識のうちにやってしまっていることが多いですからね。
では次は「間違った甘さ」のほうをみてみましょう。
間違った甘さとは?
- 失敗をしないように先回り
- 子供のいいなり
- 褒めるところ間違えてる
【失敗をしないように先回り】
これ本当に多いです。失敗をしないように守りすぎてしまったり、先回りして失敗を経験させないようにしてしまう。
例え)子供が服を決めようとしているのに、親が先に選んで着せてしまうとか、子供が何かを言おうとしているのに、先回りして言ってしまう。 |
良かれと思ってやってることが多いと思いますが、子供の考える力と喋る力を奪ってしまっています。
最近、トイレ感覚を自分で分からない子が増えていると聞いたことがあります。
これは親が先回りして「トイレ行っておいたほうがいいんじゃない?」と毎回促しているため、親が言ったらトイレに行くので、トイレに行きたいときが分からなくなってしまうのです。
授業始まってから「やべートイレいきたい!」と思った経験から先に行っておくということを学ぶのです。
子供は勝手に自立するのではありません。経験すること、失敗することでしか、人は成長できませんからね。

【子供のいいなり】
子供の意見を尊重しすぎている親がこれにあたります。尊重することはいいことですので、そこは誤解のないようにお願いします。
問題なのは「しすぎる」ということです。これは子供のやりたい放題という暴走を生み出してしまう可能性があります。
例え)家のものを壊しても怒らない、散らかしても片づけをやりたくないならやらせない、なんでも優先でやってあげる こんな尊重の仕方をしていると、常に自分が一番!という極端な方向に進んでしまい「わがまま」な子ができあがってしまいます。 |
これでは、子供の気持ちに寄り添って、良い方向に導いてあげた結果が「甘やかし」になってしまいます。
自我が強くなりすぎて、周りが振り回されて疲れてしまう形をつくりあげてしまうのは子供のためになりませんよね。子供が苦しくなってしまうだけです。

【褒めるところを間違っている】
間違ったほめ方をして優劣をつけてしまうことがあります。とくに「えらいね!」「すごいね!」を間違って使ってしまうことがある?!
例え)子供同士が喧嘩して、こちら側に非があったのに「ごめんね」が言えた時に「謝れてえらいね」という言葉。 相手の親が言うならわかりますが、自分の子にこれを言うのは違います。 |
悪いことをしたら謝るのは当然だからです。あえて言葉をかけるなら「ちゃんとごめんね言えたね」という事実を認めてあげることです。「えらいね」は違います。
私は褒める子育ての中でこれが一番違和感あります。とにかく褒めるということが先行してしまって、えらいね!すごいね!になってることが結構多いからです。
この褒め方は全く意味ありません。大人だって同じだと思います。
例えば)料理をいつもより頑張って作った時「料理作ってえらいね!」って言われて成長できますかね? 「時間かけてこんなに美味しいご飯、作ってくれたんだね」と事実を認めて褒めてくれた方が次も頑張ろうって思えませんか? |

バランスのとり方が分からなくなったら?
何度も立ち止まって、何度も見直していきましょう。
子供はどんどん成長していき、その成長段階で必要な言葉や距離感って変わってくるので、バランスのとり方もその都度修正しないといけません。
そんな時、ひとつ自分の中にブレないものを決めておくと、何か迷った時に判断しやすくなります。
我が家は周りからは割とあまいよね~とか自由だよね~と言われます。でも私の中ではしっかりとした線引きがあるので、ブレることがありません!
それが正解というわけではなく、どうしようって思った時に自分の中に基準があるので振り分けができるのです。
そして子供にも、この自分にブレないということを自分の中に作り上げてほしいなと私は思っています。

愉快な我が家のおかしな子育て?!

我が家の子育てにある方針はたったひとつです「親が今、居なくなっても生きていけるように自立させる」これだけです。これ以外は、ほぼ甘めです笑
なので生きていくために必要だと思うことは厳しいです。例えをあげるとこんな感じです。
- 高校生はお弁当、中学生は休みの日のお昼は自分で作る(自炊をできるようにするため)
- 朝は自分で起きる(寝坊の責任は母になし!)
- 自分のことは自分で決める(人のせいにしない)
学校の校則を守る!とか勉強しなさい!宿題しなさい!とかは言ったことありません。
それどころか、末っ子は勉強嫌いでしないので、部屋にある勉強机いらないよね?あれ使いたいからちょうだい!とかいう始末です!
挙句の果てに、末っ子は「いいよ!じゃあ俺のマウンテンバイク部屋に飾る!」とか言って、せっせか部屋を片付けるという、もうどうにも止まらない感じになるのが我が家です笑

でも、先日高校一年生の娘に言われて、なるほどと思ったのですが「うちは自由なように見えて、厳しい。自分で決めたことは言い訳できないもん。」と。
そのとき娘が、中学の時の話をしたのですが、これが娘の人生のなかでは一つの分岐点だったと思うのです。
~中学生日記~娘の人生の一度目の分岐点~ 【問題勃発!】 娘が中学生の時に部活で、些細なことがきっかけで揉め事があったとき、自分でなんとかやってみようと一生懸命、部活仲間と話し合い1対6になっても何とか自分の想いを伝えようとしていました。
迎えにいったときは毎回、車の中で伝わらないと大泣きしていました。親としても見てるのすごく辛かったです。 【一大決心!】 でもそこまでしても「一緒にやっていける気がしない」とチームメイトに言われた娘がとった行動は…「退部」でした。
あれだけ頑張っていたものを辞めると決めるのはつらかっただろうと思います。でも、それがチームが存続できる方法だと退いたのです。
親としてとても悔しかったです。娘はもっと悔しかったと思います。でも、そのあとの娘の行動はとても男らしかった!笑
きっぱりと部活に行かなくなった娘でしたが、先生からは何度も考え直してみたらという打診があったけれど、それを断り続けてました。 【男前発言!】 「でも、最後の試合の応援はいきます」と伝えたのです。かっこいいなと思いました。あれだけさんざん言われたのにチームを応援してあげれるこの子はかっこいいなと思いました。 もうこの画像の犬並みに、うっとりした眼差しで娘をみていたに違いない笑 ![]()
「逃げて辞めたわけじゃないから」と言っていた言葉も、この行動で納得できました。
【終わり良ければ総て良し!】
そして宣言通り、最後の試合の応援に行きました。試合のスタメンのメンバー表に「7番 娘の名前」が書かれていました。母感動、顧問の先生に感謝です。
ユニフォームも用意してくれてありましたが、試合には出ず応援のみして帰ってきました。私は娘がとても誇らしく思えました。母、感動してるだけ笑 |
自分で決めるということの責任感をこの時、痛感しているので、娘は「うちは厳しい」と言ったのだと思います。
そして「うちはおかしい」とも言います笑
娘が部活をやってるときにショートに髪を切ったのですが「もし私が坊主にしたいっていったら止める?」と聞くので
私が「一応、リスクはお知らせするけど、自分で決めたなら止めないよ!」って言ったら「そこは止めろよ!!!!!」と突っ込まれるということがあったり。
末っ子がお弁当だったので娘のお弁当をついでに作ってあげた時に娘が「人の作ってくれるお弁当がこんなにありがたいとは!!!」というので「つまりはお弁当作らない母に感謝?」って返すと
「納得いかない!けど!そうだわ!!!」ってこんな会話がよくされているからです笑

やっぱり全く参考にはならないかもしれませんが、こんな親子も居るんです!必死にバランスとりながら頑張ってるんです?!
こんな感じで、我が家は結構、自由なのですが日本という国はとても子育てに厳しい国です。皆さんも痛感しているかもしれませんけどね。
子育てに厳しいすぎる日本!

本当に最近、日本は子育てには厳しいと強く感じます。

それでも、日本は真逆に向かって歩いていってしまっている。それにいつ気づくのでしょうか?
電車やバスに乗る時に、赤ちゃんが泣き出したらどうしようと心配するのは日本だけです。
誰にも迷惑をかけずに子どもを育てられるはずがないのに、迷惑をかけないように育てようとするのが日本です。
先日、乙武洋匡さんの講演会のスタッフをやらせていただく機会がありまして、 本を読ませていただき、お話をきかせていただきましたが。
乙武さんはインドの子育ては「自分も誰かに迷惑をかけてしまうのだから、他人の迷惑にも寛容である社会で“おたがい様”の精神がある」と言っていました。
イギリスは道は凸凹していてバリアフリーなんてないけれど、 障碍者の住みやすい国だと言っていました。何故か?当然のように手助けしてくれる人がいるからです。
そんなお話をしてくれました。 とても暖かい講演会でしたよ!!お子さんのいる方には是非聞いていただきたいと思いました。
![]() 色々でバッシングされましたけど…生まれながらにハンデをもってきた人の強さってやっぱり違うんです!
その他、海外で言うとフィンランドでは子供を産むのにお金がかからないどころかお祝いセットがもらえます。 教育費も一切かかりません。子育てが世界一楽しい国と言われています。
ちなみにフィンランドは学力も世界一ですけが、テスト制度がありません。 誰一人落ちこぼれを出さないことに徹底した教育が結果、世界一となっているのです。国全体、学校全体で支える体制が整っています。 |
海外で子育てを経験した人はアメリカでもヨーロッパでも、アジアでも、周囲に助けられて子育てがとてもしやすかったと言うのに…日本はどうでしょうか?
保育施設を作れない理由ですら「うるさくて迷惑だから」という意見が通ってしまうくらいです。とても悲しくなってしまいます。
「迷惑をかけてごめんなさい」より「助けてくれてありがとう」が増える国であってほしい。
教育面においても、会社の労働に対しても社会全体がまだまだ子育てに厳しいと言うよりはもう、子育てが難しいとなってきてしまっています。
どこにむかっているのでしょうね?でも一人一人の意識が少しづつ変わっていけばいいなと切に思うのです。
今の親が変えようと意識していけば、子供が大人になるころ、もう少し子育てのしやすい国になってくれるのではないかと。
昭和から平成、令和にかけて大きく子育ては変わってきたのだから、ここから大きくいい方向へ変えることだってきっと不可能ではないと信じていきたいものです!
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございます。
あなたの子育てが厳しめでも、甘めでも、子供をちゃんと見れて信じることができれば、多少おかしくても大丈夫です!
そしてまだまだ捨てたもんじゃないぞ日本!と言えるくらい、一人一人が笑あり涙ありの育児を楽しんじゃいましょう。
そしてもし、外で困っていそうなママさんが居たら、手を差し伸べてあげましょう。力になれることはあるか声をかけてあげましょう。無駄には声かけないでくださいね笑
でも本当なら、そんな他愛のないコミュニケーションができて、子供のまわりはいつも笑顔があるっていう社会だったら最高ですけどね。
そんな優しい国で育った子供はやっぱり優しい人になるはずです。大人の代表の一人としての行動をしていきたいですね。
案外子供のほうが厳しい目であなたのことを見ているかもしれませんよ!!笑
突然ですが
今、おしゃれできていますか?
私は子供が生まれてからというもの、まったくおしゃれができなくなりました。
子育てが忙しく毎日、同じ洋服を着て出社をしていました。そんなある日、職場の若い女の子に
「毎日同じ洋服で楽そうですね、でも私はそこまで女を捨てられません」
なんて言われる始末。子育てが忙しいからおしゃれなんて無理…そう思っていました。
しかし!
ものすごい簡単におしゃれができてしまう方法があったんです!
この方法ならお金も節約できるし、おしゃれも楽しめるし一石二鳥、いやそれ以上です。私はこの方法に出会ったおかげで毎日おしゃれを楽しんでいます。
職場でも「おしゃれですね!」って言われて最高に嬉しいです。