うちの子供褒めるところがない…と悩むママにおススメの考え

子供が幼稚園前後の頃、一日の終わりによく思っていました。

 

『あぁ~今日もたくさん怒ったなあ。』

 

長い時間一緒にいるんだから、褒めポイントは1つくらいあったんだろうとうーんと考えてみても、思い浮かぶのは直してもらいたいことばかり。

・だって、私の言うこと、全然聞かないんだもん。

・こうしてほしいのに、どうしてやってくれないんだろう。

とグチグチと今日の出来事が頭を巡りながら、一方でこんな心配もしていました。

・注意されてばかりなんて、イヤだよなぁ。

・お互い気持ちよくすごすには、声掛けを考えたほうがいいよね。

・自己肯定感の高い子に育ってほしいのに、大丈夫かな?

・私のしていることは、『あなたはダメな子』と上から頭ごなしに押さえつけていることなんじゃないか。

 

私は、もともと自己肯定感が低いうえに子供が得意でなく、子育てに全く自信がありませんでした。でもこの目の前の子には、これからの人生楽しんで過ごしてほしい。

そのために、私も自信をもってこの子と過ごせるようになりたい。

そう思って、地域の子育て講習会に行ったり、アドラー心理学の講座を受講したりしていました。

その中で私なりにみつけた、私には合わなかった子育て論と、自分なりにみつけたベストな声掛け&子供とのコミュニケーションの取り方をご紹介します。

私が苦手な子育て論

ママは母性であふれている前提

無理にほめようとしなくていいの、あなたが子供を愛してる、その気持ちだけを伝えるだけでいいのよ』という語り口の話は合いませんでした。

私自身、自分の子を無事に育てていかなくちゃ!という責任感は強かったものの、自分に母性を感じたことがなく、実は『自分の子が一番かわいい!』というママを心底うらやましく思っていました。

子供が生まれたら母性って自然と溢れてくるものと思っていたのに、私は責任感だけで育てている・・と引け目を感じてもいたので、『ママはもともと愛情が・・』の流れが出てきたとたん、情報がシャットアウトされてしまいました。

ちなみに、子供が増えるにつれて「私は子供をかわいいと思えない母性の低い人間だ」という気持ちは薄まってきました。末っ子は猫かわいがりしています(笑)

子供と生活することの『慣れ』と経験してきた『余裕がそうさせたのかなと思います。

かおり
私と同じように『ママ女神像』に縛られて悩んでるママさん、あなただけじゃない!大丈夫ですよ♡

できたことがあったとき褒める

子供の様子を見ていれば、褒めるポイントが見つかるはずよ。今までできなかったのに今日はできたこと、あるでしょう。』

これも私と家の子には合いませんでした。

だんだん褒めるポイントがなくなっていくのです(汗)

成長していますから、できることが増えていっているのは事実なのですが、それは斜めに一直線でなく、できたりできなかったりやらなかったりの山と谷を繰り返しながら、気づいたら当たり前にできていた、という感じが多いように思います。

例えば、

・きのうは、帰ってきてすぐ荷物の片づけができた

→「よくできたね~」とほめた

・今日は、放り出したままテレビを見始めてしまった

となると、つい「きのうはできていたのにどうして」と言いたくなってしまうし、

そうすると子供のほうも「だって今日は疲れているから」と言い訳したくなります。

できたことを褒めることは、できなくなったときに「あの時はできたのに」と過去と比べることにもつながってしまうのかなと思いました。

それに、できたときに褒めていると、できる子にはモチベーションになりますが、できていない兄弟は比較されているという気持ちになったりしました。

かおり
『褒められる』はうれしいけれど、『褒める』は難しいなと感じました。

兄弟それぞれにこっそり『あなたが一番』を伝える

褒めなくていいの。兄弟はライバルで、いつでも親の愛情を取り合ってる。だから、ほかの子に見つからないように二人だけの時にそれぞれ「あなたが一番好きよ」と言葉で伝えてあげましょう。

存在を認める

自分が一番だと感じられる

いい方法なのだと思ったのですが、兄弟それぞれにこっそり、というのが私には難しかったです。つい、「どっちにも一番て言うなんて、嘘言ってるじゃん」と生真面目な性格が災いしてしまいました(笑)

かおり
ただ、その方が『平等にしようと思わなくていい』と言い切ってくれたことは、兄弟げんかで苦しむ私を救ってくれました。

抱きしめてあげて

伝え方は言葉だけじゃないのよ、抱きしめてあげるだけ十分伝わるの』

これなら口下手な私にもできる!と思いましたが、自然とできる、というところに至りませんでした。

私が体を触られるのが得意でないからか、教えてもらった直後は毎日やろう!と思ってギューッと抱きしめていたのですが、なかなか続きませんでした。

でも、寂しそうにしているときは意識して体に触れるようにしています。

特に小さい時は、ふれあいから伝わるものが多いですよね。

かおり
私がめったにやらないので、そうした時の子供たちはとびきりの笑顔です!もっとたくさんしてあげられたらいいだろうなぁ。

私が苦手な子育て論を書いてきましたが、自分には取り入れられなかったものの、これらから教わったことがありました。

それは、ほめることはその子を認めることだということです。

それがわかったことで、『無理にでもほめなきゃ』とか『なんとか褒めるところ探さなきゃ』とは考えなくなりました。

自分に合うやり方を探せばいいだけだ、と思えたのです。

かおり
上の4つを『私が苦手なもの』とマイナスイメージでくくってしまいましたが、このやり方、考え方が合っている方もたくさんいると思います。

いい!と思ったらぜひやってみてくださいね。

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私がたどり着いた声掛け=ほめない

あれ?子供を褒めるやり方を知りたいから読んでいたのに、褒めないってどういうこと?と思われたでしょう。

言い換えると、褒めるではなく、認めるに方針転換したのです。

もしくは、褒めることに重点を置くのではなく、叱らないことを目指した、でしょうか。

いろんな情報に触れて気付いたのは、私にとって一番苦労していたのは、『褒めるところを見つける』というより、実は『イライラや怒りの感情が出てしまう』ということだったのです。

褒めることがその子の存在を認めることなのだとすれば、その子を否定する『叱る』という行為をやめることが、認めること(=褒めること)につながるのではないかと思いました。

具体的にどのようにしているか、こどもが帰ってきて荷物をすぐ片づけた(片づけない)という設定で、それぞれのやりとりをご紹介していきます。

YOUメッセージではなく、Iメッセージで伝える

YOUメッセージとIメッセージ

YOUメッセージ

「(あなたは)帰ってきてすぐ荷物を片付けてすごいね!」

Iメッセージ

「帰ってきてすぐ荷物を片付けてくれて、(私は)とてもうれしいよ!」

どちらも子供の喜ぶ言葉ですが、私は意識してIメッセージを使うようにしています。

主語を「自分」にすることで、自分が思ったことを伝えているので、子供に過度な期待を押し付けることなく、自分がやったことで喜んでもらえた!次もやろう!という気持ちになってくれるように思います。

直してほしいことがあるときも、Iメッセージは有効ですね。

YOUメッセージ「どうして(あなたは)片づけないの」

Iメッセージ「片づけてくれると歩くときにぶつからないから(私は)うれしいな」

Iメッセージは、責められたりしているように伝わりにくいのかなと思います。

かおり
慣れるまで大変ですが、YOUからIへの変換を頭の中で考えているうちに、少し冷静になれたりします。

できていないときでも、小さな「できた」を見つける

「できた」のハードルをすごく低いところに持っていきます。

「重いのに家まで持って帰ってこれたんだね」

家まで持って帰ってくることなんて当たり前ですが、小さなできたを認めることで、子供の今を感じることができることもあります。

「そうなの、今日はたくさん走ったから疲れちゃって、荷物が重かったの」

という今日の出来事が子供の口から出るかもしれません。

そこから、一番になりたくて一生懸命走ったという話が聞けて、今自分が見ている『ただ子供がやるべきことをやらない』という光景が『頑張って帰ってきた』という風に、見方が全く変わることがあります。

かおり
いつもやっているのに今日だけやらない、という子なら「どうしたの?」と心配できますが、ほとんどやらない子だと「今日もなの!」と怒りの感情が湧きがちです。

子供も少し話を聞いてもらえると気持ちが切り替わるときがあるので、1つオッケーを出してあげるといいなと思います。

子供に聞く

やることをこちらが決めるのではなく、子供に決めさせます。

「今日は何時に何をすることにするの?」

こちらからの指示には返事も行動もしないのに、質問をすると自然と考えて返事をするから不思議です。

決めさせたら紙に書いたり、タイマーを使ったりして自分が決めたことを守れるように手伝います

ところどころで「順調にできているね」とか「もうこんなに終わったね」などと声をかけるとやる気が継続するように思います。

かおり
「人に言われたことができる」より「自分が決めたことはやる」人になってほしいので、意識して自分で決めてもらうようにしています。

ただ「自分で決めたでしょ!」と押し付けてしまうとこちらから指示しているのと同じなのになってしまうので、要注意です。

目線で伝える

抱きしめるのは苦手だけど、言葉以外で伝える方法はないかなと考えました。

家事もあるから子供のほうばかり見ていられないし、今日は一日働いて疲れて、あまり話したくない。

なんて日もありますよね。

そんなときは目が合った時に微笑むようにしています。

これは、小さい子よりも小学生のほうが喜ぶように思います。

抱きしめたり「大好きだよ」って言ったりというわかりやすいメッセージに、恥ずかしさを覚えてきた年齢の子にいいのかなと思います。

かおり
目線で伝えるならほかの兄弟を気にすることなく、伝えたい気持ちを伝えられます。ただし、イライラしているときは要注意!「目は口ほどにものを言う」です

口パクで伝える

これも目線で伝えると似たようなものなのですが、目が合った時に口パクで「大好き」や「なにしてる?」と伝えています。

面白いようで、やると子供がキャッキャと喜びます。

見ているよと子供に伝わってうれしいのかなと思います。

かおり
面白いことが好きな子にはぴったりです

さいごに

私が試してみてうまくいったもの、いかなかったものいろいろですが、継続できているかどうかで自分に合っているかを判断していいのでは?と思います。

継続することが、一番難しいですよね。

私はいかにもできている風に偉そうに書いていますが、頭ごなしに叱ってしまうことも、子供と目も合わせたくないほど頭にくるときも、もちろんあります(笑)

子育てとイライラは切っても切れない関係だと思っています(笑)

以前読んだ雑誌で「子供は親の気を逆なでしながら大きくなっていくといっても過言ではありません」と書いてあったのを見て、「あぁ、私だけじゃないんだ」と心から安堵したと同時に、「これからも続くのか」と落胆したのを覚えています。

聖人や女神になろうとしなくていい。

無理せず、子供たちといい関係を作れるよう、お互い頑張りましょう!

突然ですが

今、おしゃれできていますか?

私は子供が生まれてからというもの、まったくおしゃれができなくなりました。
子育てが忙しく毎日、同じ洋服を着て出社をしていました。

そんなある日、職場の若い女の子に
「毎日同じ洋服で楽そうですね、でも私はそこまで女を捨てられません」
なんて言われる始末。

子育てが忙しいからおしゃれなんて無理そう思っていました。

しかし!

ものすごい簡単におしゃれができてしまう方法があったんです!
この方法ならお金も節約できるし、おしゃれも楽しめるし一石二鳥、いやそれ以上です。

私はこの方法に出会ったおかげで毎日おしゃれを楽しんでいます。
職場でも「おしゃれですね!」って言われて最高に嬉しいです。

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