子どもにご褒美をあげるルールは決めてる?何のために渡す?

我が家には小学校と幼稚園に通う二人の息子がいます。

子どもが家でお手伝いをしてくれた時、お勉強を頑張ってくれている時、うれしい事をしてくれた時、何かあげたいと思いますよね。

 

それはご褒美です。

 

皆さんは、ご褒美にルールを決めていますか?

なんとなく、その時の気分であげますか?

それとも、きちんとルールを作って、あげていますか?

 

今回は、子どもにあげるご褒美のルールについてまとめてみました。

各ご家庭のご褒美ルールが違うとどんな子どもに育つのでしょうか?

 

ご褒美は感謝の気持ちのあらわれ

私はご褒美というのは人の役に立ったことに対する報酬だと考えています。

 

決して親の思い通りにしたいからではありません!!

よくも悪くも思いも寄らない事をするのが子どもですが、思いがけず、助かった〜って思うこともあると思うのです。

そんな時に感謝の気持ちで何かを渡す。
それがご褒美だと思います。

 

かおり
では、どんな時にご褒美を渡しますか?

 

スポンサーリンク

ご褒美を渡すのはこんな時?あんな時?


まず、ご褒美にはどんなものがあるのでしょうか?

思いついたものを挙げてみました。

ご褒美の種類
  • お金を渡す。
  • ありがとうとお礼を言う。
  • 抱きしめる。
  • 頭を撫でる。
  • おもちゃやゲームなど好きなものを買う。
  • お菓子を買う。
  • (好きなものやお菓子を)今度買いに行こうと約束する。

 

かおり
子どもに何が欲しい?と聞くと、目をキラキラ輝かせて「えっとねー。」と嬉しそうにしているのをみると、こちらまで嬉しくなりますよね。
 

こんな時は渡す?渡さない?

皆さんなら①、②のどちらの時にご褒美を渡しますか?

ご飯の時!

ご飯を残さず食べてくれた時

①いつもは茶碗1杯のごはんも残すことがあるのに、今日は頑張って食べることが出来た時。
②残さずに食べなさいと言われて仕方なしに食べた時。

片付けをした場合

部屋を片付けた時

①いつもは散らかし放題の部屋なのに、今日は自分から進んで片付けしてくれた時。
②お菓子食べたあとのお皿もそのまま、オモチャも置きっぱなしで、全部片付けたらおやつあげると言われてから片付けた時。

宿題をした場合

宿題をやった時

 
①自分から進んでやり始めて分からないところも自分で調べて出来た時。
②分からないからとほったらかしにしていたが、教えてあげるからこっちにおいでと言われてやっと終わらせた時。

お手伝いをした場合

お手伝いをした時
 

①夕食のあと、何も言ってないのに自分からお風呂掃除をして湯を入れてはいれるようにしてくれた時。
②お手伝いして欲しいと頼んだら、仕方なしに手伝ってくれた時。

 
皆さんは、どちらの時にご褒美あげたくなりますか?

かおり
もちろん、①の自発的にしてくれた時ですよね。

どうやら、人はやる気があって何も言われなくても自発的にする時と、言われて仕方なしにする時や何か見返りがある時に動く時があるようです。

かおり
やる気の種類には内発的動機付けと外発的動機付けの2種類あるんだって!

内発的動機づけとは

内発的動機づけとは、お金のためでもない、怒られないためでもない、その活動がしたいからするという動機づけです。たとえば、一銭の得にもならない趣味の活動などが、内発的動機づけによる活動です。

引用:心理学総合案内・こころの散歩道 (心の散歩道)新潟青陵大学

 

外発的動機づけとは

活動それ自体を楽しむのではなく、何かのために活動するのが、外発的動機づけです。たとえば、本を読むこと自体を楽しんでいるときには内発的動機づけですが、勉強のため、試験に合格するために読むのは、外発的動機づけです。

引用:心理学総合案内・こころの散歩道 (心の散歩道)新潟青陵大学

 

確かに、子どもたちがいつも自ら進んでお手伝いをしてくれるようになって欲しいです!!

かおり
でも、それってできるのでしょうか?

我が家では、何も言わないのに子どもたちがどんどんやってくれるのは部屋を散らかして暴れ回る事だけです。

それを、きちんとお片付けさせるには、やはりご褒美がないと動いてくれそうにありません。

かおり
では、どんなご褒美だと息子は気持ちよく動いてくれるのでしょうか?

 

どんなご褒美ルールがあるの?

ご褒美ルール

 

  1. お金を渡す。
  2. チケット制にする。
  3. ママかパパとお出かけする。
  4. 両親以外の人に褒めてもらう。

 

 
我が家にはどんなルールが合うのか試してみました。

 

ご褒美ルール1  

     お金を渡す

『幼稚園児の次男にお手伝いできたらお金を渡せば、そのうち、自分から進んで出来るようになるのか。』

 

幼稚園児の次男はもともと自分のものは片付けることが出来ていたのですが、自発的に他のものも片付けてくれたので10円渡してみました。

 

「やったー。大切にする。おさいふに入れておこう。」
と、パパからもらった財布に大切そうにしまいました。

 

「じゃあ次は何をやったらお金くれるのー?」
と、お金欲しさに色々お手伝いしてくれます。でも、その度に10円が必要でした。
「10円、20円・・・・。」と数えるのが趣味のような生活になってしまいました。

 

2週間後、今日はないよ、と言ってみました。途端にやる気を喪失して何もしてくれなくなりました。

着替えなど一人で出来ていたようなことまで出来なくなってしまいました。

 

何と言う事でしょうか。これでは、毎日、毎日、お金を渡さないと何もしてくれないし、今度は20円でとか、値上がりされかねません。

この実験は失敗に終わりました。

これは、アンダーマイニング効果と言うそうです。

<アンダーマイニング効果とは>

内発的に動機づけられた行為に対して、報酬を与えるなど外発的動機づけを行うことによって、動機づけが低減する現象。 過正当化効果ともよばれる。
引用:モチラボ

 
 せっかく自分のものはお片付け出来ていたのに、お金を渡すことでもらわないと出来なくなったわけです。

お金をもらえるならするよ。というのは毎日の生活では使えそうにありませんね。

要求がどんどんエスカレートする危険もあるし、効果や満足感はその時だけで持続性はありません。

お金を渡すのは、特別な時だけにした方が良さそうです。

多分、物やお菓子などで釣っても同じことが言えそうです。

かおり
では、お金の代わりにどうしたら良いでしょうか?

 

ご褒美ルール2  

    チケット制にする
 

そこで、小学4年生の長男がチケットを作ってくれました。

これはやってもらったことで嬉しかったときや苦手なこと(シャワーを頭からかけること)ができたときに1枚もらえます。

 

3枚たまると、工作が得意なお兄ちゃんに好きな物を作ってもらえることになりました。

 

「お兄ちゃん、ゲームのキャラクター描いてとか、戦いの武器作って。」とお願いしています。

 

次に何を作ってもらおうかと楽しそうで、良かったな。と思っています。

また、私ではなく、長男が作ってくれることで、いつも私の都合の良いようにはなりません。

でもそれで良かったなと思っています。

 

私がしてもらいたい事を長男にこんなことがしてもらえると嬉しいな、と伝えておくと、長男が判断して、弟の出来そうなことを頼んでくれるので、次男の面倒もみてもらえ、一石二鳥です。

 

しかも、長男は10円はいらないんですって!

 

次男はお兄ちゃんに作ってもらった物で遊べて大満足。
長男は、大好きな工作で弟に喜ばれ、母に感謝されれば、満足というわけです。

自分が行った事で周りの人が喜んでくれたと言う経験は嬉しいし、物やお金がなくても満足できるようです。

 

ご褒美ルール3 

 ママまたはパパとお出かけ

 

これは夫が小さい頃、両親からしてもらっていたことなのですが、実家は自営業で両親とも忙しく、兄弟もいなかったので、いつも寂しく過ごしていたそうです。

 

寂しくないように、電車のおもちゃをたくさん買ってもらっていたようですが、母親からはいつも「お勉強しなさい。」と言われるばかりでした。

 

ある時、学校のテストで良い点が取れたので、父親が「二人だけで出かけよう。今日1日はお前のために時間をプレゼントしてやる。」と言われて電車に乗っておもちゃを買いに行ったり、お昼ご飯を食べたりしたそうです。

 

いつも忙しそうにしていて、かまってもらえなかった分、とても嬉しかったそうです。

 

寂しいだろうからという愛情表現で買ってもらうおもちゃより、自分のために時間を使ってくれたのが嬉しいのです。

 

我が家では、兄弟がいますので、長男もしくは次男どちらかと二人だけでデートしても良さそうだなと思いました。

 

今日はお兄ちゃんのご褒美にお出かけするからね。と言って次男を祖父母宅に預けてお出かけするのは良いのではないでしょうか?

 

好きな本でも買ってあげれば、喜んでくれると思います。

 

ご褒美ルール4 

 両親以外の人に褒めてもらう

我が家は、両親(子どもから見ると祖父母)とは同居していませんが、車で20分のところにいますので、週に3回は会いに来てくれます。

 

長男は勉強は得意ではなく、特に漢字は苦手です。

 

漢字テストで60点しか取れなかった時に母がよく頑張ったね。なんて言うとただの嫌味に聞こえるようですが、おばあちゃんにようやったね。と言われると、嬉しいようです。

 

だから、事前におばあちゃんに毎日家ではよく勉強頑張っているよ。苦手な漢字もいっぱい練習したよ。と報告しておくと、おばあちゃんは点数に関係なく褒めてくれるので、本人も頑張ってよかったな、と思ってくれるようです。

 

まあ、その後、おばあちゃんに小遣いをもらったり、欲しいものを買ってもらえるからなのかもしれませんが。

 

このように、学校での出来事を家で両親だけでなく、祖父母にも褒めてもらえたり、家での嬉しかった事を先生に伝えて褒めてもらったりという関係は大切だと思います。

 

そうする事で子どもは何事にも一生懸命取り組んでいけると思います。

 

さいごに

ご褒美は自分の都合に合わせて子どもを物で釣ったり、勉強させたりするためにお金を渡すとうまく行かないということが分かりました。

「やってくれたことで助かったよ。ありがとうね。」と役に立てたという事を伝えるだけで嬉しい、またやってあげようという気持ちになります。

ご褒美はいつ、どのようにあげるかで子どもは親の顔色を伺ったり、はたまた僕こんなによくできるよと自慢してくるようになります。

でも、そんなことしなくても我が子が我が子らしく伸び伸び生活してくれているだけで、私にとってはこれ以上ないご褒美です。

その嬉しい気持ちを伝えていけば、必ず子どもにも伝わると思います。

皆さんも、今日も生きていることにご褒美あげませんか?
 
 
 

突然ですが

今、おしゃれできていますか?

私は子供が生まれてからというもの、まったくおしゃれができなくなりました。
子育てが忙しく毎日、同じ洋服を着て出社をしていました。

そんなある日、職場の若い女の子に
「毎日同じ洋服で楽そうですね、でも私はそこまで女を捨てられません」
なんて言われる始末。

子育てが忙しいからおしゃれなんて無理そう思っていました。

しかし!

ものすごい簡単におしゃれができてしまう方法があったんです!
この方法ならお金も節約できるし、おしゃれも楽しめるし一石二鳥、いやそれ以上です。

私はこの方法に出会ったおかげで毎日おしゃれを楽しんでいます。
職場でも「おしゃれですね!」って言われて最高に嬉しいです。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です