子供が人見知りするのは、親のせいなの?年齢別の原因は?

 

あなたのお子さんは人見知りしますか?

 

子供が人見知りすると、子育ての大変なことが一つ増えてしまったような気になったりしませんか?

特に、お世話になっている方やだんなさんの両親に泣きだしてしまったり、近づきたくない!という態度をとられた時の気まずさったらありません。

 

赤ちゃんのときの人見知りなら、『こんな時期だね、みんなが通る道だね』と理解してくれる方も多いですが、幼児になっての人見知りだと『扱いにくい子なのかな』という顔をされてしまったりします。

 

家は長女は人見知りせず、次女が人見知りするタイプだったのですが、実家の父からは、『人見知りするなんて、みんなからかわいがられないよ』『神経質に育てすぎなんじゃないの?』『長女はかわいいよね』と容赦ない口撃。

身内ならではの次女のことを心配しての意見だったようなのですが、悲しい気持ちになったのを覚えています。

 

同じように育てているつもりでも、次女に合った育て方できていないのかな

二人目だからかまってあげられてなくて、愛情が足りてないのかな

私が相手と次女をうまくとりもってあげられないからかな

私も人見知りがあるから、性格が似ちゃったのかな

 

子供の人見知りが自分のせいだと心配している方もいるのはないでしょうか。

ここから、年齢別に考えられる人見知りの原因と私の体験談をご紹介します。

 

赤ちゃんの人見知り

赤ちゃんの人見知りとは

 

赤ちゃんの人見知りは、一般的に生後半年~1歳ごろに始まることが多く、2歳過ぎまでにはおさまることが多いようです。

 

・知らない人やあまり会わない人に会うと泣いたり嫌がったりする

・ついこの間まではニコニコ笑っていたのに、急に知らない人を見ると泣いたり嫌がったりするようになった

このように、赤ちゃんがママや親しい人以外に会った時、むずがる態度をとることを人見知りと言います。

 

補足
反応もそれぞれで、目が合っただけで泣いたり嫌がったり逃げようとしたりする激しい人見知りもあれば、少しテンションが下がったり、目をそらしたりするだけの静かな人見知りもあります。

 

赤ちゃんの人見知りの原因は?

 

ママには一苦労の人見知りですが、順調な成長の証でもあります。

 

近づきたいけど、怖い

 

生まれてから見るものすることすべて初めての赤ちゃん。

最初は情報を受け入れるだけだったのが、いろいろなことが認識できるようになり、『興味がある』と『大丈夫かな』という二つの感情がでてきて、葛藤が生まれているためです。

 

かおり
泣きながらこちらの様子をうかがっている赤ちゃんを思い浮かべるとわかりやすいですよね。
『怖いからこっちにこないで!でもこの人なんか気になる!』ということなんでしょうか。

 

ママとほかの人の区別ができるようになる

 

脳の発達により、身近な人と見知らぬ人との区別ができるようになったり、運動能力の発達とともにママを「安心して戻れる場所として確保しておこう!」という防衛的な感情が湧いたりするためと言われています。

 

かおり
人見知りしない子は『愛情が足りないんじゃないの~?』なんて言われてしまうのはこの理由からでしょうか。

 

ママの不安や緊張を感じ取っている

 

赤ちゃんの感性はすごいです!

ママの心の状態が伝染してしまって、不安な気持ちから人見知りが出てしまうことがあるようです。

 

人間生きていれば、楽しい時もあれば不安な時もありますよね。特に慣れない子育て中は、情緒も不安定になりがち。

思い当たることがある方は、まずはママ自身がリラックスできる環境を作ることを意識しましょう。ママの心の安定は、赤ちゃんのためにもなりますよ!

肩の力を抜ける場所を作ってくださいね。

 

性格

 

大人も性格がそれぞれなように、赤ちゃんも生まれたときからそれぞれ違います。

社交的だったり、おおらかな子より、好奇心旺盛な子や慎重な子が人見知りが激しく出やすいようです。

 

補足
好奇心旺盛な子は人見知りしなそうですが、『怖いけど近づきたい』葛藤をしている最中は、『なにこの人、気になる!だけど怖い!!やっぱり気になる!!』と気持ちが混乱しているのではないでしょうか。

 

目を見てしまうから

 

人見知りの激しい赤ちゃんは、人の顔を見るときに、つい相手の目を中心的に見つめてしまうということがわかっています。

「相手の目を見る」という行動は、人間にとっては自然と行えることです。

 

しかし、動物の世界では、「相手を威嚇するとき」に行なうもの。 目を合わすと恐怖を感じるメカニズムが、脳の中には組み込まれているのです。

 

かおり
野生の本能が残っているんですね!

 

赤ちゃんの人見知りの対処法は?

 

赤ちゃんを主役にしない

 

なんとかしようとするとますますドツボにはまります(笑)育児をしていると『自分の力ではどうしようもないことはあるんだ』と思うことがありますが、人見知りもその一つ。

 

時間が解決してくれるのを待ちましょう。

 

慣れるまでは赤ちゃんを主役に会話をせず、ママはいつも通り過ごしましょう。

『あら、どうしたの?なんで泣いてるの?』など赤ちゃんを会話の中心に持ち込むのではなく、あまり大きな泣き声でない限りそのまま会話を続けてもいいかもしれません。

 

かおり
ママのリラックスした様子を見て、泣くのをやめることもありますよ。

 

いきなり近づきすぎない

 

これは相手の方にお願いしなければいけないので、相手によっては難しいかもしれないですね。

最初はできるだけ目を合わせず近づいて、目を見て大丈夫そうか確認してから指をチョンチョン。大丈夫そうなら手を広げてみて・・という流れが無難だと思います。

 

ところで、赤ちゃんといきなり距離を縮めてくるのは、女性が多い気がしせんか?

子育てを経験した女性が、戻らない赤ちゃん時間を懐かしんで、かわいい気持ちが抑えられないんだと思います。(今の私です笑)スーパーのレジ待ちで話しかけてくれる方、多くないですか?激しい人見知り中は要注意エリアですね(笑)

ただ、経験した方なら、赤ちゃんの様子ですぐ察してくれると思いますよ。

補足
親戚のおじさんなど久しぶりに会う方には、あらかじめ伝えておけると誤解を招かずいいのではないでしょうか。子育てにあまりかかわってこなかった世代の男性は、その様子に立ち会うことが少なくて、気まずい思いをしてしまうこともあるかもしれないですね。

 

同年代の子どもと遊ぶ機会を増やす

 

大人に慣れさせるだけでなく、同年代の子どもと一緒に過ごす時間を増やすと徐々に人見知りがおさまっていくそうです。

 

でも、同じ世代の子が苦手な子もいますよね。大人より子供のほうが急に何をしでかすかわからないから怖い、というおともだちもいました。

 

かおり
赤ちゃんの様子を見て、無理をさせる必要はないですよ。

赤ちゃんが心地よい空間で過ごすことが、心に安心を与えて、人見知りがよくなっていくのだと思います。

 

パパ見知りの情報はこちら

パパに戦力になってほしいのに、肝心の赤ちゃんがパパ見知りで困っている方、いませんか?仲間がこちらにいます。

マー三―【赤ちゃんの人見知り】パパ見知りはいつまで?体験談15

https://moomii.jp/baby/papahitomishiri-exp.html

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2歳の人見知り

2歳ごろの人見知りは?

 

2歳ごろになると歩いたり話したりできるようになり、興味が広がり、親や兄弟を真似てなんでも自分でしようとしたり、「イヤイヤ」と嫌がったりします。イヤイヤ2歳児と言ったりしますね。

 

人見知りの子は、知らない人がいると泣いて部屋に入ろうとしなかったり、ママにべったりくっついて顔をうずめ、挨拶もできない様子になったりします。

家でも少しママの姿が見えないと、「お母さんどこ? いないの?」と探したり、ママを求める気持ちが強い様子がうかがえます。

 

2歳ごろの人見知りの原因は?

 

今までは人見知りしなかった子も、2歳から人見知りが始まることもありますが、どうしてでしょう?

 

はじめは誰とは決めずに「愛着」を求めるのですが、1歳前後から2歳くらいまでの間に、もっとも自分に合った誰かを定めて、その人に愛着を求めるようになります。

子どもは特定の人(ママの場合が多いですね)との「愛着」を安定させようとしているときですので、知らない人や子どもとつき合うゆとりがいまはない、ということです。

 

2歳ごろの人見知りの対処法は?

 

「愛着」の対象は“安全地帯”にたとえられます。

よい“安全地帯”になることをイメージして接してみてください。“安全地帯”とは危険なときに身をまもってくれる場所です。いい“安全地帯”は、いざというときにはまもってくれるという確信を子どもにもたせ、そこから離れて冒険する勇気をもたせるところです。

 

安全地帯にずっといるのが子供は一番安心なのですから、子どもをずっと抱っこしたり、いつも一緒にいたりすると、そこから離れられなくなり、ママも子供も不自由になります。

子どもが求めてきたときにはそれに応えながら、子どもの自律心を育てましょう。具体的には、ひとりで何かできたときにはほめ、できるだけ言葉で支えたりして、ひとりでできることを増やしていくように応援してあげてください。

 

もし今までは物おじしないタイプだったのに急に人見知りになってしまった、という時は「以前はできていたのに」と思わないことです。(つい思ってしまいますが笑)

子どもの心の成長がさせていることだと受けとめることが大切ですね。

 

こどもの成長はらせん階段に例えられることがあります。

その場所にいると同じ場所をグルグルグルグル回っているようですが、横から見ると確かに上っているのです。

 

参考になるサイト
2歳の人見知り、あなただけではありませんよ。こちらもぜひ

公益財団法人 母子衛生研究所赤ちゃん&子育てインフォ(上記文章は主にこちらを引用させていただきました)
https://www.mcfh.or.jp/netsoudan/article.php?id=1310

palsystem 子育て123

https://kosodate.pal-system.co.jp/qa/人見知りが激しく、友だちとあそべません。/ 

 

3歳くらいの人見知り

3歳くらいの人見知りと対処法は?

 

2歳のころの人見知りと同じように、ママや身近な人への愛着が強く感じられる様子が見られます。

 

3歳になると今まではママとずっと一緒だった生活が、幼稚園という次のステップが迫る時期でもあり、ママも幼稚園選びにとともに子供の様子が気になって心身ともに忙しくなるのではないでしょうか。

 

そんななか、幼稚園のオープンディに参加してもくっついて離れない、なんて様子が見られると『集団生活でやっていけるのかしら』と不安に思うことも増えるかもしれませんね。

 

かおり
はじめての集団生活はわからないことだらけですね

 

このくらいの時期からは個性のひとつ、と考えたらどうでしょうか。

大人でも『私、人見知りなので』と言ったりしますよね。

慣れてしまえば仲良くなれるのだけれど、そこまでに時間がかかるのです。

 

慣れるまでの時間は、その子それぞれです。

かおり
ママも『ようやく一人の時間!』と楽しみにしているのに、いつまでもママの近くにいると『いつになったら・・』と思ってしまいますよね。でも『離れて!離れて!』と念じていると子供に伝わって、ますます離れなくなってしまいます(笑)

 

また、今日も一人でポツンとしていたな・・と落ち込んで帰ってきても『今日ね、○○くんがこんなことして遊んだんだよ』とあたかも自分と一緒に遊んだかのように話すこともありました。

え、あなた見てただけでしょ、と思いましたが、見ているだけで一緒に遊んでいる気持ちになっていたんですね。

そんな経験を積みながら、少し距離を縮めていったように思います。

 

人見知りが個性と聞くと、ご自身が人見知りのママは『私のせいだ・・』と自分を責めてしまうかもしれませんね。人見知りで苦労したママは、自分と同じ苦労をこの子にさせるのか・・と暗くなってしまうかもしれません。

でも、自分と似た個性ということは

・自分がされて嫌だったこと、言われて嫌だったこと。

・居心地がよかった空間

が自分と似ているということです。

どうしたら心地よく自分を出していけるかのアドバイスが、自分の経験から言えるのは、とてもラッキーなことだと思います。

ぜひマイナス面ばかり見ず、まずは自分の小さいころを思い出してくださいね。

かおり
お子さんに、過去の自分のつらい経験の塗り直しをしてもらえる、いい機会なのかもしれないですよ。

 

配慮が必要な特性

場面性緘黙症

 

場面性緘黙症をご存知ですか?

場面緘黙症とは、言葉を話す能力は備わっているにもかかわらず、学校や職場など特定の場所・状況において話すことができなくなる状態を指します。

言葉を発することができないだけでなく、表情や身振り手振りといった非言語コミュニケーションもうまく表出することができなくなり、通常、活動も乏しくなります。

https://medicalnote.jp/diseases/場面緘黙症 より引用

家では普通に話したり笑ったりするのに、それ以外の場所だと固まってしまったり、話すことができなくなってしまう症状です。

 

私は、言葉はもちろん、そういう特性を持つ子がいる、ということすら知りませんでした。

知ったのは、お友達のお子さんが場面緘黙症だったからです。

 

その子が小学校低学年のころです。4歳の長女が元気にあいさつしたのに対して、反応なくさけるようなそぶりをしたので、『どうしたのかな?何かあった?』としきりに話しかけました。でも、その後も反応はないまま。

どうしたのかと思っていると友達が『あいさつしたい気持ちはあるんだけど、うまく表現できないの。話しかけてもらってすごくうれしいんだよ。』と言って場面緘黙症のことを教えてくれました。

 

その子はもともとおとなしい性格だったのですが、幼稚園に通いだしても、一言も話さなかったのだそうです。当然みんなとのコミュニケーションもとれない。ママとパパは、理由もわからずとても心配したそう。

家では冗談を言ったり笑ったり、みんなと変わらない様子を見せているからです。

 

話せないわけじゃないのに、家では普通なのに、どうして?

 

幼稚園が合わないのかと思って習い事をさせたりしたそうですが、どこでも状態は変わらず。

そこで病院に相談に行ったところ、場面性緘黙症と診断されたそうです。

 

場面性緘黙症は、個性の一つではありますが、『おとなしい子』とも少し違うように思います。

まわりの理解と本人の安心できる環境がなにより大事です。

 

最近は小児科でも情緒相談の日を設けているところも増えてきています。

場面性緘黙症のお友達以外にもこだわりが強いお友達や、コミュニケーションが苦手なお友達が相談に行っているのを聞いています。ママはお子さんの様子が変わっていっている、と喜んでいますが、何よりその子の個性を理解し、ママの接し方が変わったのが一番大きいのではないかと思います。

 

自分の子のことは自分が一番わかっていると思ってしまいがちですが、客観的な目で見てもらって提案してもらうと気づけなかった子供の一面を知ることができることがあります。

 

幼稚園就園あたりの年齢のお子さんは、個性としょうがいの見極めも難しい時期です。

お子さんの様子で気にあることがあったら、一度相談してみるのはいかがでしょうか。

また、集団生活に入ったら、先生に心配事を相談することも大事です。たくさんの目で見守っていきましょう。

 

場面緘黙症のリンク
(自分の子に心当たりない方も、そういう子がいることをぜひ知っていてほしいと思います。

場面緘黙症はいつまで続く?幼児期・小学生の生活と気をつけたい接し方

https://b-solve.com/bamenkammoku2

場面緘黙症のチェックリストと知っておくべき原因&治療法

https://moomii.jp/kosodate/bamenkamoku-carepoint.html

 

さいごに①

人見知りとひとことで言っても、年齢によって原因は違いますね。

その多くはあなたのせいではなく、成長の証だと思うと、ゴールが見えて少し気持ちが楽になりませんか?

お笑い芸人でも『小さい頃は人見知りで、お母さんの後ろに隠れてばかりいた』という話をよく聞きます。

わが家の次女はというと、赤ちゃんのころは好奇心と恐怖を兼ね備えたタイプ、幼児期も慎重なタイプだったのだと思います。(今の性格から推測するに)

 

今は、というと、人見知りのなかった現在10歳の長女は、遠くにお友達を見つけると走って駆け寄ります。

人見知りの合った次女は8歳ですが、遠くで見つめているだけです。『行けば』と促してもニコニコしながらモジモジしています。

いつもたくさんのお友達に囲まれているタイプではありませんが、深く仲良くなれるタイプだと思います。

自分が興味を持ったらこちらが静止してもやらなければ気が済まない、好奇心旺盛なタイプでもあります。

 

あなたのお子さんはどんな風に成長するでしょうか。楽しみですね。

 

さいごに②

ママの特権は、生まれたときから大人になるまでずっと見ていられること。

24時間一緒の今はうんざりするときもあるかもしれませんが、映画で考えると、人見知りの時期は、長いストーリーの中でほんの一瞬。

ずっと離れなかったわが子がどんな風に変わっていくか見守っていくことは、とてもステキなことですね。

 

ゴールは必ずありますよ。今を大切にしてくださいね。

 

 

 

 

 

突然ですが

今、おしゃれできていますか?

私は子供が生まれてからというもの、まったくおしゃれができなくなりました。
子育てが忙しく毎日、同じ洋服を着て出社をしていました。

そんなある日、職場の若い女の子に
「毎日同じ洋服で楽そうですね、でも私はそこまで女を捨てられません」
なんて言われる始末。

子育てが忙しいからおしゃれなんて無理そう思っていました。

しかし!

ものすごい簡単におしゃれができてしまう方法があったんです!
この方法ならお金も節約できるし、おしゃれも楽しめるし一石二鳥、いやそれ以上です。

私はこの方法に出会ったおかげで毎日おしゃれを楽しんでいます。
職場でも「おしゃれですね!」って言われて最高に嬉しいです。

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