私の夫は教員として日々忙しく働いています。そして周囲の人からはよくこんな事を言われます。
「仕事は安定しているし、子どものことは心配ないね。」
確かに、教員は公務員だからそう思われても仕方ないと‥
だけど、教員の仕事の内容を簡単にイメージすることができますか?
もしかして、生徒が帰ったら仕事が終わりだと思っていませんか。
今や教員は「長時間労働」が当たり前となっています。そして中には疲労がたまりすぎてうつ病になったり、ひどい人は過労死をすることもあるようです。
そんなことになるまで、教員はいったいどんな仕事をしているのでしょうか。すごく気になるかと思います。
そこで実際、教員をしている夫がどんな仕事をしているのか聞くことができたので、私の体験を交えながら紹介していきたいと思います。
教員として働く家族がいる方には、共感してもらえることもあるのではないでしょうか。
目次
夫婦で子育てできない!その理由は‥

子育ては夫婦でするものと思っていましたが、夫が忙しすぎてほとんどワンオペ状態!教員の仕事ってそんなに忙しいのでしょうか。
どうして毎日出勤が早いの?
教員の夫は朝早く出勤し、帰宅はほぼ毎日遅い時間です。
だから、朝はタイミングが良ければ子どもが起きていることもあります。しかし、だいたいは寝ているうちに出勤しています。

それにはこんな理由があります。
•学校行事
学校には年間を通して色々な行事があります。例えば、体育祭、文化祭、音楽会などがありますが、どれも準備期間が長いので時間を取られる。
•授業準備
1日3~4コマの授業を行い、HRを持ち、部活動顧問も務めているので、勤務時間中に授業準備をする時間など十分に確保できない。
•生徒指導
登校時のあいさつ。交通安全。そして校則違反の取り締まりなども朝からしています。
他にも教育実習生がきたり、社会見学の準備であったりと朝早くから行かないと、時間が足りないと言うことでした。

しかし、朝からも仕事に追われて大変みたいですが、帰宅も子どもが寝てからの時間になることのほうが圧倒的に多いですね。
朝が早いだけでなく、帰りも遅いのはどうして?
教員って生徒が家に帰ったら何しているの?と思う人もいるのではないでしょうか。
そこで、夫に聞いてみると‥
•テスト作成
•授業計画
•職員会議
•学校行事が近い時は行事準備
•保護者会や面談
•部活動(部活のある学校のみ)
•成績まとめ(学期末)
•他の学校での出張…など
思ったより多かったでしょうか?実際私も夫から聞くまで知りませんでしたし、遅くまで何をしているのか疑問に思っていました。
生徒が帰ってからでなければ出来ない仕事もたくさんあるようで、早く帰宅するのはなかなか難しいようです。
多分、どんな職業も同じかとは思いますが、時期によって増減はあります。
そして他にもこんな対応をしなければならない時があると‥
•保護者への対応
•諸問題を抱えている生徒への対応
このような保護者や生徒に長時間かかることもあり、精神的、肉体的にも疲れるそうです。
こんな話を聞くと夫が病気になったり、病んでしまわないかとすごく心配になります。
最近ニュースでは、「教員の仕事に対する負担が多すぎる」と取り上げられることもありました。
幼い子をもつ妻としては、教員こそ働き方改革してほしいものです。
教員の勤務時間は?
みなさん、教員には「定時に帰る」時間があるのを知っていますか。

意外と知られてないようですが、教員の定時は学校により差があるかと思いますが16時45分~17時までのところが多いようです。
しかし、生徒が学校にいる間は、最低限の勤務時間となってしまうのが実態です。
つまり、それ以外はほぼサービス残業状態ということになります。
もちろん、中には早い時刻に帰宅を心掛けて実行している教員の方もいらっしゃると思います。
仕事量や仕事をこなすペースなど個人差がありますので一概には言えません。
ですが生徒の個人情報の問題なども絡み、学校にいなければ出来ない仕事も細かく分かれていて、なかなか自宅に持ち帰って仕事をするのは難しいようです。

そうなんです。平日はほぼワンオペと言っても過言ではありません。もっと一緒に子育てを楽しみたいですけどね。
教員の夫に、私が思うこと!

教員は忙しい!だけど教員だからこそ何かしらのメリットもあるはず!そこで、私が感じた教員の良いとこ!残念なところを紹介したいと思います。
夫が教員でよかったと思うこと!
平日は、ほとんど夫は子どもの世話には関わることはありません。自分のことで精一杯で毎日慌ただしく過ごしています。
そこで、夫が教員で良かったなと思うことをまとめてみました。
・夏休みや冬休みなどは比較的帰宅が早い
・子どもの勉強を見てもらえる
・収入は比較的安定している
・お昼ご飯は給食なのでお弁当がいらない(小・中学校のみ)
その中でも、個人的に一番助かっているのはお弁当がいらないことです。
子育てしていると朝はバタバタするので朝食の支度だけでも大変なのに、お弁当を作るのって大変ですよね。
給食費はかかりますが、コンビニや外食で同じ費用では食べられないくらい低価格なのでとてもありがたいです。なにより栄養バランスもとれているので安心です。
その分、長期休暇の時に出勤する際のお弁当作りは少し大変ですが毎日お子様や旦那様にお弁当を作っている方に比べたら…と思うと頑張れます。
今はまだ、子どもが小さいので子どもと休みが合うことが助かるという実感はないですが今後はきっと実感できると思っています。
長期休みの時は、早く帰ってきてくれて子育てに強力して貰えるので何よりありがたく思います。毎日そうだったらいいのになぁと心の底から思います。
夫が教員で残念に思うこと!
一生懸命、働いてくれてる夫に申し訳ないのですが‥
・旅行など安い時や空いている時にはほとんどに行けない
・長期休み以外は帰宅が遅い
・手伝う気持ちはあっても平日はなかなか子育てに協力してもらえない
学校がある日=授業がある日がほとんどですので、学級担任などをしている教員の方はほとんど平日休むことは不可能に近いようです。
平日に休めないので、旅行などは必然的にハイシーズンのみになってしまうのが少し残念だなぁと思います。
たまには空いていて安い時期に、出掛けたり旅行に行きたいなと思ってしまうこともあります。
学校によっては、土曜日に授業がある学校もあるそうなので普通の土日すら出かけるのが困難なこともあります。
部活動のある学校の教員の方は、休みを返上して仕事ですので家族は少し寂しい思いをすることも多いと思います。

夫の子どもに対する気持ちとは‥

夫が子どもに思うことを聞いてみました。
夫の我が子への教育方針
教員なのでさぞ、きっちりしているのかと思うかもしれません。
我が家の実際の考え方はそうでもないのです。
•子どもが自由にのびのびと元気で、好きなものに夢中になれる
•勉強は困らない程度にできればよい
•自らすすんで取り組める力をつける
•友達と仲良くすごせる子になってほしい
特によく言っていることはこのくらいです。
特に学力が高くなってほしいなど、勉強に特化した意識はありません。
それ以外にも学校で学べることはたくさんあると思っているようです。
まとめ
教員という仕事の大変さは自分が生徒の時には気が付かないものでした。
自分が夫と結婚して初めて教員の大変さを実感しました。
それと同時にとても尊敬できる仕事だなと夫に対して、誇らしい気持ちを抱けるようにもなりました。
仕事については、上記に挙げた以外の場面でも大変なことが多くあると思います。
実際夫の仕事の全てを把握出来ているわけではないので、きっともっと大変なのだと思います。
教員の夫だから必ずしも子育ては安心できるかというと、それは個人差が大きいところなので一概には言えません。教育についての知識は最新のことを知っているのでその強みはあるなとは思います。
どの職業の方も違った大変さがあると思います。
今回は教員である夫の体験を紹介させていただきました。近年話題になっている働き方改革が、様々な職業の人に見直されるきっかけとなって少しでも家族との時間や自分の時間の増える社会になってほしいと思います。
突然ですが
今、おしゃれできていますか?
私は子供が生まれてからというもの、まったくおしゃれができなくなりました。
子育てが忙しく毎日、同じ洋服を着て出社をしていました。そんなある日、職場の若い女の子に
「毎日同じ洋服で楽そうですね、でも私はそこまで女を捨てられません」
なんて言われる始末。子育てが忙しいからおしゃれなんて無理…そう思っていました。
しかし!
ものすごい簡単におしゃれができてしまう方法があったんです!
この方法ならお金も節約できるし、おしゃれも楽しめるし一石二鳥、いやそれ以上です。私はこの方法に出会ったおかげで毎日おしゃれを楽しんでいます。
職場でも「おしゃれですね!」って言われて最高に嬉しいです。