子育てをしていて、ほかのママと自分を比べて『こんな自分で大丈夫だろうか』って思うことありませんか?
・とっても優しそうなママだなぁ
・本当に楽しそうに子育てしてるなぁ
・子供にイライラしたことないんじゃない!?
私は子育てをしているこの10年の間に、何度もそう思いました。
ほかのママがみんな素敵に見えて、自分だけができていないような気になって、なんとかしなきゃ、といつも焦っている時期がありました。
自分とほかのママを比べて、イライラしていて、楽しく子育てできていない自分に落ち込んで、ため息をついていました。
けれど、この10年間でだんだん図太くなった・・だけでなく、見本にしたい友人の言葉から学ぶことができたことが、現在の子供との付き合い方につながっています。
気持ちが落ち込んだときに思い出す、子育て上手な友人の言葉をご紹介します。
子供の見本にならなくていい

私の幼馴染の、面白くて破天荒な友人の言葉です。
『どうしたらこの子の能力を伸ばせるんだろう?』『子供に正しいことを教えなきゃ!』『子供は母親の真似をするっていうから。』と考え方がカチコチになっていた時にかけてくれました。
・子供は正しいことじゃなくて、楽しいことを真似したいと思ってる
・頭がかたくなっているときの話は、プラスの情報として入ってこない
このことを聞いたとき、自己肯定感が低くて生真面目だけが取り柄の私には、自分が身に着けていた鎧をポロリとはがされたような気持ちになったのを覚えています。
私を諭すつもりもなく、思ったことをポンと言ったような彼女の言い方とともに、こうでなくちゃ!と思っているときは意識して自分にかけるようにしています。
最初の子のときは、子供の喜ぶようなバカな動きがうまくできなかったのですが、自然と出てくるようになったのは彼女のおかげです(笑)
以前、吉本お笑いライブを子供たちと見に行ったんですが、その時私が一番感心したのは、会場の雰囲気です。会場には老若男女がいたのですが、『出演者たちは自分を楽しませてくれる』『どんな楽しいことが始まるんだろう』というワクワクが会場を包んでいました。
ライブはもちろんおもしろかったのですが、会場の心地よさが忘れられませんでした。
もし家がこの雰囲気だったら、なんて居心地がいいんだろうと思って、ハッとしました。
実は、出演者の中の一組が、以前に路上ライブをしているのを見たことがありました。ネタは全く同じなのに、路上ライブよりも断然面白かったのです。会場のワクワク感が出演者に伝わり、気持ちも盛り上がって面白くさせたのだと思いました。
子供たちが話す話をワクワクしながら聞けたら、きっと気持ちよく話せるだろうし、自己肯定感も上がるだろうな、と思ったのです。
見本にならなきゃと思うと動きが硬くなってしまいますが、楽しくワクワクと思うと体がほぐれていく感じがします。子育てにはそういう姿勢が大切なのだと思うようになりました。

まずは自分を一番大事にする

小さい時から『私がこれをするって言ったらするの!』という感じの、自分の決めたことを通す子を育てている友人の言葉です。
友人のお子さんは、何をするにも自分の主張が強いので、一緒に遊んでいても『育てるの大変だろうなぁ』と感じることが多かったのですが、彼女がとてもおおらかに、個性を尊重しながらうまくやりとしている様子は、見ていていつも感心していました。
それだけでなく、転勤族ではじめての土地なのにもかかわらず、友人知人が本当に多いのです!
・誰とでも仲良くなれるその性格、うらやましいなぁ。私もこんなママだったら、子供にいろんな世界を見せてあげられたんだろうなぁ・・
・彼女は、独身時代海外を飛び回っていたキャリアウーマンだったから、いろんな個性を受け入れるキャパが広いのかなぁ、私はずっと狭い世界にいたからかなぁ・・
私の中の自己否定の虫がウズウズ動きました。
「そのやりとり、すごい!私だったらイラっとしちゃって怒っちゃうな。」といつも感嘆の声を上げていましたが、「私だって家だったら子供とケンカして怒ってるよ!」と笑いながら、何度も伝えてくれた言葉が「まずが自分が我慢しすぎない」ということです。
・家にいるとイライラするから、『私が』人と接するのが好きなので外に出かける。
・夫が早く帰ってくるときは夫に任せて、『私一人で』夜出かける。
・子育て勉強会は、『託児』付きのところを選んで行く。
・いざというとき子供を託せる場所をあらかじめ探しておいて、『子供の個性を知っておいて』もらう。
・『自分の価値観とあう子育てグループ』や『子供の個性を尊重してくれる場所』を開拓している。
どれも自分がやりたいことを大切にしたうえで、子供も楽しめること。
ママだからと言って我慢するのではなく、子供だけでなく自分が心地よい場所を探していたんだことが理想の子育てに結びついていたんだ、ということが、私には驚きでした。
その子の個性を受け入れるキャパは、彼女がもともと持っているものだと思っていたからです。
子育てにストレスを抱えたからこそ見つけた、彼女なりの楽しみ方だったようです。
つらさの中で楽しめる方法を探していける彼女の強さと前向きさは、今の私に大きな影響をもたらしてくれています。

自分ができることでいいんだよ

バリバリのキャリアウーマンで、遊びの中に教育的要素を取り入れて、子供の能力を伸ばしている友人の言葉です。
どんどんできることが増えていっている友人の子を見て、自分も真似してみよう!→我が子にやってみる→思ったような反応が得られない→やり方が悪いのか?思い悩む→挫折・・を繰り返していた時にかけてくれました。
・私と同じようにしなくていい。むしろしないほうがいい。
・うまくいかなくて当たり前。
加えて、『私はそういうのが得意なの。得意だから、やっていて楽しくて次々アイデアが浮かんでくる。だけど、家庭的なことを子供に教えるのは苦手。
だからあなたがやっているようなお料理を一緒にするとかはできないからうらやましいと思っているよ。』と言ってくれました。
考えてみたら、私は自分になくて彼女にあることばかりに目を向けていたように思います。
みんなから羨望のまなざしを受ける彼女からの言葉は、私の胸に小さな自信の種を植えてくれました。
それ以来、彼女のやっていることを真似するんじゃなくて、自分なりにアレンジしたら?と自分の中の引き出しから探してみることにしました。
すると、ほかの子でうまくいったやり方でも、自分と子供に向いている向いていないを冷静に判断できて、自分に×を付けることが少なくなりました。
そして、自分なりのやり方でうまくいったことを伝えると『ほかの子のことはわからないから、参考になった!』と喜んでもらえたのもまた一つ、自信を増やすきっかけになりました。
彼女とは一人目の子のときの友人なのですが、子供たちを育てていると同じことをしても子供によってこんなに反応が違うんだ!ということを実感して、その違いに面白さを感じられるようになりました。
それぞれ違って当たり前なのですが、初めての子だとわからないことが多いですよね。

さいごに
違う人間なのだからすべて同じことができるわけではないのは当たり前なのに、一生懸命だからこそ見えなくなってしまうことってありますよね。
そんなときは深呼吸して、尊敬できる友人たちがかけてくれた言葉を思い出します。特に一人目の子のときは、『子供は苦手だけど、私のところに来てくれたんだからいい子に育てなきゃ』と頭でっかちになっていた私。
友人に恵まれて、本当に感謝しています。ママ友って『なんか怖い・・』とマイナスイメージを持っていましたが、ママ友がいたからこそ、自分にも子供にもオッケーを出せる機会が増え、子育てが楽しくなりました!
金子みすゞの『わたしと小鳥と鈴と』は、子供だけでなく、まずは子育て中のママこそ実感したい詩なのかなと思います。
「わたしが両手をひろげても、 お空はちっとも飛べないが、 飛べる小鳥はわたしのように、 地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、 きれいな音は出ないけど、 あの鳴る鈴はわたしのように、 たくさんなうたは知らないよ。
鈴と、小鳥と、それからわたし、 みんなちがって、みんないい。」
これからも母としての人生は続きます。
たくさんの出会いの中で、自分なりの子育てを楽しんでいけたらと思います。
突然ですが
今、おしゃれできていますか?
私は子供が生まれてからというもの、まったくおしゃれができなくなりました。
子育てが忙しく毎日、同じ洋服を着て出社をしていました。そんなある日、職場の若い女の子に
「毎日同じ洋服で楽そうですね、でも私はそこまで女を捨てられません」
なんて言われる始末。子育てが忙しいからおしゃれなんて無理…そう思っていました。
しかし!
ものすごい簡単におしゃれができてしまう方法があったんです!
この方法ならお金も節約できるし、おしゃれも楽しめるし一石二鳥、いやそれ以上です。私はこの方法に出会ったおかげで毎日おしゃれを楽しんでいます。
職場でも「おしゃれですね!」って言われて最高に嬉しいです。