我が子というものはやはりかわいいですよね。
毎日いろいろなことを経験し、少しずつ大きくなっていく姿は何にも代えがたい大切な宝物ですよね。
しかし、幼稚園や保育園に通い出し、同じ歳のお友達ができ始めると少なからず周りとのちがいが見えてくるものです。
特に、できることとできないことがはっきりしてきます。
小学校に上がるとそれは更に顕著に表れるのです。
何故かというと、勉強が始まりその出来で成績がつけられてしまうからです。
色々な人と関わって様々なことを経験していく中で、「あの子はできるのに、ぼく(わたし)はできない」とか
「お友だちを遊びに誘いたいけど断られたらどうしよう」など、マイナス思考になりがちな子どもは少なからず現れます。
では、大切な我が子がマイナス思考になってしまったらどうすればいいんだろう…
今回は学童保育で働いていた私がくさんの子どもたちと関わってきた中での経験をふまえて3つのポイントをご紹介します。
目次
マイナス思考は悪じゃない!?

マイナス思考と聞いて何を思い浮かべますか?
ほとんどの人がよくないものと捉えていると思います。
しかし、マイナス思考は必ずしも悪いとは言えないのです!
「失敗したらどうしよう」「またできなかった」などネガティブな考えは確かに気持ちを暗くさせ、不安や憤りを感じてしまいます。
また、「あの人はできて自分はできない」と他人との比較をしてしまうのもマイナス思考ですよね。
マイナス思考の人は、用心深く、責任感があり、謙虚であると言うことができるのです。
逆に「なんとかなる」や「失敗してもいいや」とプラス思考だけで物事を進める人には、いい加減で自信過剰などの特性があるとされています。
マイナス思考だからと落ち込む必要はありません。
あのアップルの創立者スティーブ・ジョブズやユニクロ運営する株式会社ファーストリテイリングの柳井正社長なんかもネガティブ思考法で経営に臨んで成功しています。
それもやはり慎重さや用心深さがあったからこそでしょう。

子供がマイナス思考になるのは親の影響?
子供のある程度の思考は6歳までに決まるそうです。
これを聞くと6歳までに関わるのって大体、親だから親が原因なのでは?
と言う考えになりますよね。
親の言動だったり、性格だったり、思考だったりが影響を与える部分ももちろんあると思います。
親が子供のころから俺はダメだー、終わりだーってずっと言っている父親だったらなんだか自分も自信なくなってきますよね(笑)
確かに、親の影響はあるかも知れません。
しかし、親がマイナス思考だからと言って子供が必ずしもマイナス思考になるわけではありません。
ではなぜ、子供がマイナス思考になってしまうかと言うと
それは、子供が実際に経験したつらいことや悲しいことが原因なんです。
6歳まで、というとほとんどのお子さんが幼稚園、保育園に通うと思います。
そこで、友達におもちゃを奪われて悲しい思いをしたり、友達は絵が上手なのに自分は絵が描けないと思ったり、友達をケガさせてしまったのに「ごめんなさい」をいえなかったりした経験がマイナス思考につながっています。
その中でも一番、マイナス思考に影響があるのは【劣等感】です。
大人になってもマイナス思考の方はたくさんいますよね。
あなたがマイナス思考になるときはどんな時ですか?
自分にはできない、私はダメな人間だってどんな時に思いますか?
ほどんどが誰かと比べた時に自分の方ができていないと思ったときではないですか?
友達と比べて、後輩と比べて、同期と比べて、お隣さんと比べて、などなど。
お隣さんが、料理本を出して成功したって聞いたらなぜか負けた気がして
「私にはできない、自分にはできない」と思ってしまいますよね。
でも、実際はやってみないと分かりません。
自分も料理本を出せるかもしれないのに最初から諦めてしまう。
完全なる【マイナス思考】ですよね(笑)
このように、誰かに負けているという劣等感が「自分にはできない」というマイナス思考につながってしまいます。
マイナス思考にならないためにはどうすればいいの?
視点を変えましょう。
確かに、自分の子供は友達より絵は下手かもしれど他では勝っているということを伝えてあげましょう。
全てで1位になる必要はありません。
たまにすべて1位じゃなきゃ意味がないみたいな親いますけど、子供の気持ちを考えてあげてほしいです。
全てにおいて1位になれるわけありません。
1つでも勝っているものがあれば十分です。
自分の得意分野じゃないところで負けたってなんですか。
自分の得意なことで勝ってやればいいだけの話です。
しかし、このことに子供は気づけません。
それどころか親でも気づけない人がいます。
自分の得意分野でなにか一つ勝っていればいい。
これを教えてあげてください。
例えば、超一流アスリートさんが東大生とクイズ対決したってアスリートさんが負けますよね。
でもアスリートさんは多分なんとも思わないです。
これで負けて悔しいー!なんてなってるアスリートさんいたら尊敬します(笑)
逆も同じで東大生が超一流アスリートにスポーツで勝負したら絶対、東大生は負けます。
でも東大生はなんとも思いません。
ではなぜ、なんとも思わないのかと言うと
それで負けても勝てるものがあるからなんです。
自分の得意分野なら勝てるからです。
私はそんな、超一流になれとは言っていませんよ。
ただ、お子さんが友達より絵が下手だった、友達に負けたと感じて落ち込んでいたらその時は、でも足の速さでは勝ってるよねって教えてあげましょう。
得意分野、自分が本気で取り組んでいるもので負けた場合は、マイナス思考にはなりずらいです。
自分にはできないと思うより、悔しいとかなんで勝てないんだと考えてその問題に立ち向かいます。
必ず上には上がいます。
私の考え方は1種目の1位よりも5種目の3位のがいいという考え方です。
1種目だけ1位だとその種目がなくなったらその子は何もできません。
でも5種目で3位ならどの種目がなくなっても表彰されます。
5種目合わせたら実質1位ですよ(笑)
親の願い≠子どもの気持ち

とは言っても親としては、子どものマイナス思考なのをなんとかしてあげたいものですよね。
しかし、性急になんとかしよう、変えてあげようとしてもうまくいくものではないのです。
先にも書いたように、マイナス思考になりがちな人の特性として謙虚さや慎重さがあります。
これをすぐに変えろというのは難しいですよね?実際、私が接していた子の例を挙げます。
【体験談】 その男の子の一番のなかよしのお友だちは勉強もでき、友だちも多い子でした。彼は勉強も苦手で、自分から誰かに話しかけるのも苦手といった子でした。 いつも「自分は勉強ができない」「何をやってもうまくいかない」とこぼしていました。 困っている様子を見て、私は「だったら周りの人の倍勉強をがんばればいいし、できるようになるまでやってみればいい」と思い彼に言いました。 しかし、彼が伝えたかったのは、勉強ができるようになりたいとか友だちを増やしたいとかではなかったんです。 彼はできないことがあることを知ってほしかっただけだったんです。 うまくいかないかも、という不安を持っていることをわかってほしかっただけなんです。 そのことを理解して以来、「できない」「どうしよう」という言葉を聞くと、その気持ちをしっかり受け止めてあげて、共感することを心がけるようにしました。 すると、少しずつ不安も減り、「やってみようかな」と言うことが増えていったんです! |
私が大切にしたことは、励ますことでもアドバイスをすることでもなかったのです。
マイナス思考とうまくつきあうためには

生きていく中でマイナス思考に陥ることは誰しもあることです。
だからこそ、うまく付き合っていかなければならないのです。
特に、今の子どもたちの生活する環境はストレスの原因になるものが多いです。
ストレスに感じることやモヤモヤをうまく言葉で表現することが難しくもあります。
言葉にできないから誰にも話せず、結果的にマイナス思考になってしまう子も多いのです。
ではどのようにマイナス思考の子と付き合っていくか、いくつか例をご紹介します。
まずは何といってもこれです。できない、不安だという気持ちを受け止めてくれる存在がいるだけでも子どもは安心します。
これは受け止めると似ていますが、マイナス思考になってしまったことを共感してみましょう。
共感することで、自分だけが不安なわけではないという安心感につながります。
具体的には「つらかったね」「悔しかったね」などの声かけが良いと思います。
これもマイナス思考になった子どもと接するには大切なことです。自分の気持ちをうまく言葉で表現できない子どももいるかもしれません。
しかし、そこで口をはさまず子どもの気の済むまで話を聞いてあげましょう。
話を聞いてくれる人がいるという安心感を与えられます。
以上の3つに注意して子どもと接するだけでかなり違います。
もし、このようなやり方でマイナス思考になった原因が分かったら、子どもがどうしたいか、どうなりたいかまで話を進めるのも良いと思います。
どうにかしたいという気持ちがあれば、一緒に何ができるかを考えたり、励ましてみたりしてみてください。
話を聞く時は、絶対に子どもの考えや気持ちを否定しないこと。
これはどんな時でも言えますが、特にマイナス思考になってしまっている子に対しては気を付けてください。
まとめ
このようにマイナス思考は必ずしも悪いことではなく、うまく付き合っていくことができます。
子どもがマイナス思考になったら最初は驚いてしまうかもしれません。
しかし安心感を与えながら少しずつ解決はできるので心配せずゆっくり時間をかけてうまく付き合っていきましょう!
突然ですが
今、おしゃれできていますか?
私は子供が生まれてからというもの、まったくおしゃれができなくなりました。
子育てが忙しく毎日、同じ洋服を着て出社をしていました。そんなある日、職場の若い女の子に
「毎日同じ洋服で楽そうですね、でも私はそこまで女を捨てられません」
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