衣替えの季節になると出会ってしまう、タンスに保管しておいた黄ばんた衣服…。
きちんと洗ってしまっておいたのに、何故?
この服お気に入りだったのに!
特に白い服は黄ばみやすいくて本当に嫌になる…
服の黄ばみは、ついてしまったらもう落とせないのでしょうか。
そもそも、防ぐ事は出来ないの?
このまま何もしないでいたら、また次の衣替えの時、黄ばんだ衣服と出会う事になるかも…。
そうならないために、衣類に付いてしまった黄ばみの落とし方と、タンスに保
管する前にやっておくとよい事について調べてみました。
目次
黄ばみがついてしまったときの落とし方

お気に入りの服についてしまった手強い黄ばみは、いつもの洗濯に一手間かけて落としてしまいましょう。
黄ばみには、薄い物から濃い物までありますよね。
まずは薄い黄ばみの落とし方からご紹介します。
薄い黄ばみの落とし方は?
まずは黄ばみを落とすのに必要な物を準備しましょう。
・食器用洗剤
・洗面器
・洗濯機
準備するものはたったこれだけです。

では、さっそく薄い黄ばみの落とし方を見ていきましょう。
簡単なので、覚えておくと便利ですよ。
1 洗面器に、40度ほどの熱さのお湯を入れ、黄ばみ部分を浸します。
2 黄ばみ部分に直接、食器用洗剤をかけます。
3 洗剤をかけた部分を擦り合わせ、揉み洗いします。
4 お湯で洗剤をすすぎ、あとは洗濯機にかけます。
後は普段通り干して乾かすだけ!
薄い黄ばみのうちなら、簡単に落とせるんですね。

濃い黄ばみの落とし方は?
続いて、濃くなってしまった黄ばみの落とし方です。
先ほどと同じように、まずは必要な物を準備しましょう。
・台所用洗剤
・液体タイプの酸素系漂白剤
・歯ブラシ
・洗面器
・洗濯機
今回は酸素系漂白剤を使用しますが、白物であれば塩素系漂白剤を使用する事もできますよ。
黄ばみを落としたい服の色によって使い分けましょう。

服を傷めないよう、歯ブラシは柔らかめの物を使用してください。
やわらかめ、や子供用などがいいですね。
1 洗剤を黄ばみ部分にかけて、歯ブラシで優しく擦ります。
2 洗面器に40度ほどの熱さのお湯を入れ、漂白剤を入れて泡立つまでかき混ぜます。
3 洗面器に衣類をいれ、30分ほど浸けておきます。
4 衣類を取り出し、洗濯機で水洗いします。
これも先ほどと同じようにあとは普段通りに干して乾かします。
これで黄ばみとサヨナラできますよ。

濃い黄ばみの落とし方 〜より簡単な方法〜
濃い黄ばみを落とすには少し手間がかかるもの。
でも、簡単に落とせたら嬉しいですよね。
そこで、より簡単な方法を見つけたのでこちらもまとめてみました。
・セスキ炭酸ソーダ
・水500ml
・霧吹きボトル
・洗濯機
セスキ炭酸ソーダは別名、アルカリウォッシュとも呼ばれています。
セスキ炭酸ソーダは、重曹と炭酸ナトリウムで構成された「アルカリ剤」です。
無機物なので生分解の必要がなく、有機物の合成界面活性剤(石油系合成洗剤)に比べて環境負荷が低いのが特徴です。
そのため、ナチュラルクリーニングの素材としてよく使用されます。
油汚れに対する効果が高く、使いやすさにも定評があります。
さぁ、準備をしたら後はチャチャっと黄ばみを落としちゃいましょう。
簡単なやり方は以下の通りです。
1 霧吹きボトルに水とセスキ炭酸ソーダを小さじ1杯入れ、混ぜ合わせます。
2 黄ばみ部分に吹きかけます。
3 20分ほど置いて、軽く黄ばみ部分を揉みます。
4 あとは洗濯機で、いつも通りに洗濯をします。
どうですか?
先ほどの漂白剤を使った方法よりも少しだけ簡単な気がしませんか?
ガンコな黄ばみの落とし方
それでも落ちないガンコな黄ばみには、重曹を使いましょう。
こちらも準備するものと落とし方をご紹介します。
・クレンジングオイル
・洗面器
・粉末タイプの酸素系漂白剤
・重曹
・スチームアイロン
・洗濯機
クレンジングオイルは百円ショップの物などでも大丈夫です。
普段使っているものでももちろん大丈夫ですよ。
1 指にクレンジングオイルを取り、黄ばみ部分に塗っていきます。
2 洗面器に40度ほどの熱さのお湯を入れ、衣類をすすぎます。
3 お湯を入れ替え、漂白剤と重曹が2:1の割合になるように混ぜます。
4 混ぜた液体を指に取り、黄ばみ部分にたっぷり塗ります。
5 衣類に直接接触しないよう、スチームを黄ばみ部分にあてます。
6 黄ばみが落ちたら、洗濯機で水洗いします。
混ぜた液体を塗る時には、指ではなく歯ブラシなどで塗っても大丈夫です。
皮膚が弱い方は歯ブラシなどを使ったほうが安心ですね。

少し手間はかかりますが、お気に入りの服のために頑張りましょう!
タンスに長期保管する前にやっておく事

黄ばみの落とし方をご紹介してきましたが、できれば元から衣服が黄ばまないようにしたいもの。
衣類が黄ばまないような対策方法も調べてみましたよ。
1 湿度が高い場所では保管しないようにしましょう。
タンスやクローゼットは湿気が溜まりやすいので、湿気吸収剤などを置いてください。
2 直射日光があたる場所は避けてください。
3 洗濯する前に、脇や首回りなどの汚れやすい部分を手洗いしましょう。
4 洗濯後、汗をかく場所にベビーパウダーをはたいておきます。
5 のりでコーティングしておきましょう。
市販品の中には、吹き付けるだけで生地を皮脂からコーディングしてくれるのりもあります。
そのようなアイテムを使ってしっかりと保管しておけば安心ですね。

ベビーパウダーは皮脂を吸収する働きをしてくれるので、洗濯して乾いた衣類にはたいておけば、皮脂が衣類に付着するのを防いでくれますよ。
クリーニングに出そう!
服の黄ばみは、その汗や皮脂の汚れが空気中の酵素と結びつき、酸化される事で起こります。
ある物質が酸素と化合する事。
衣服の黄ばみにおいては、衣服に付着している皮脂汚れが空気中の酵素と結びつき、酸素が化学反応を起こして変色(黄ばみ)する事をいいます。
例えば、切ったリンゴをしばらく放置すると、色素が酸素と化学反応を起こし、段々と茶色く変色していきます。
衣服の黄ばみも、原理はそれと一緒です。
この黄ばみ、普通に洗った位ではなかなか落ちてくれません。
通常の洗剤では、繊維の奥に付いた皮脂汚れは落としきれない事が多いのです。
衣替えの時期、クリーニング代節約の為にデリケートな服をおしゃれ着用洗剤で洗濯し、次のシーズンまで保管する世帯が増えているそうです。
ところが服を取りだすと、黄ばみが発生。
その理由は簡単、「汚れを落とし切れていない」のです。

黄ばみは、汚れと酸素による化学反応が原因です。
酸素を取り除くことは不可能なので、「汚れ」を落とす事が重要です。
黄ばみを防ぐには、食べこぼし等はもちろん、衣類に付着している汚れを完全に落とす事が絶対条件。
節約を重視し過ぎた結果「黄ばみ」を引き起こし、お気に入りの服がダメになってしまったら悲しいですよね。

でも大丈夫です。
クリーニングに出せば、汚れや衣類に合った最適な洗剤と洗浄処理を行う為、汚れを完全に落とし、黄ばみが起こるリスクはほとんどありません。
衣替えなど、長期保管する際にはクリーニングに出し、汚れを完全に落としてしまいましょう。
湿気は、酸化を促進させ、衣類を黄ばみやすくしてしまいます。
長期間衣類を保管する際は、洗濯やクリーニングを済ませた衣類を充分乾燥させ、収納スペースでは除湿剤を使うなど湿気対策をしっかりとしておいてくださいね。
漂白剤の種類を覚えよう!

黄ばんでしまった衣類は、漂白剤を使用することで白さを取り戻せます。
しかし漂白剤は主に2種類あり、正しい使い方をしなければなりません。
お気に入りの柄物衣服が色落ち…なんてことになったら悲しいですよね。
漂白剤の種類を覚えておけば、そんな悲しいことも防げますよ。
塩素系漂白剤は漂白力が強い
塩素は強い殺菌効果があるとともに、強い脱色効果も持っています。
塩素系漂白剤は、ほかの漂白剤に比べて漂白力が強いのが特徴です。
そのため、頑固なお風呂場のカビや台所の黒ずみなども落とすことができます。

しかし、塩素系漂白剤は漂白力が強すぎて、生地の染料までを抜き取ってしまいます。
大切なお洋服や、傷みやすい生地には使わないようにしましょう。
お洋服に合わせて選べば、効果的に使うことができますね。
塩素系漂白剤の注意点
衣服を真っ白にしてくれる塩素系漂白剤。
便利だけど、気を付けて使用しないと大変な事になってしまいます。
塩素系漂白剤を使うときの注意点を見ていきましょう。
酸性タイプの物と混ぜない
必ず換気をする
目や皮膚に触れないようにする
原液では使わない
熱湯で薄めない
一つずつ詳しく見ていきましょう。
- 酸性タイプの物と混ぜない
塩素系漂白剤のボトルには大きく「混ぜるな危険」の文字がありますね。
塩素系漂白剤は酸性タイプの物と混ぜてしまうと、有毒ガスを発生してしまい、とても危険です。
取り扱いには十分注意しましょう!
- 必ず換気をする
塩素系漂白剤の独特のにおい。実は塩素のにおいなのです。
換気をしないと気分が悪くなる恐れがあります。
使用する際は必ず換気をしてください!
- 目や皮膚に触れないようにする
塩素系漂白剤は目に入ると失明する恐れがあります。
それだけ危険な物だという事は覚えておく必要があります。
使用する際にはゴム手袋をし、皮膚や目に触れないようにしましょう!
- 原液では使わない
塩素系漂白剤は水で薄めて使用します。
原液で使ってしまったり、ボトルに書いてある分量より多く入れてしまうと、黄ばみの原因になってしまいます。
分量には注意しましょう。
- 熱湯で薄めない
塩素系漂白剤は、60度以上のお湯を使うと成分が分解されてしまい、効果が無くなります。
せっかく漂白しても、全く黄ばみが取れていなかったら悲しいですね。
必ず水で薄めて使いましょう。

ウイルス対策に使われる程の強い成分で出来ている、という事を意識して使用してください。
酸素系漂白剤は様々な素材に使える
酸素系漂白剤は、正しい使い方をすれば高い漂白力を発揮します。
色柄物にも使えますし、殺菌、除菌効果もあります。
綿、麻、化学繊維など、普段着に使われる色々な素材に使用できますよ。
酸素系漂白剤にも種類がある
酸素系漂白剤には、粉末タイプと液体タイプがあります。
粉末と液体では成分が異なる為、その効果にも差があるんですよ。
それぞれの特徴の違いを見ていきましょう。
- 粉末タイプの特徴
粉末タイプの主成分は過炭酸ナトリウムです。
酸素系漂白剤の1つで、炭酸ナトリウムと過酸化水素が2:3の割合で混合された物です。
水などの湿った汚れに触れると、酸素を発生させます。
過酸化水素が漂白成分。炭酸ナトリウムはアルカリを高めるので、洗浄力(漂白力)が高いのが特徴です。
何だか難しいですが、要は水に溶けると酸素が発生して、その酸素が様々な効果を発揮してくれる、という事ですね。

- 液体タイプの特徴
液体タイプの主成分は過酸化水素になります。
市販されているものは、そこに界面活性剤や香料などを配合したものが主流です。
消毒用オキシドールと成分は同じです。
粉末に比べると漂白力は劣りますが、使いやすく、部分洗いに向いています。

塩素系は白物のみ、酸素系は色柄物にも使用できます。
同じ漂白剤といってもその成分や用途はかなり違います。
塩素系は殺菌力が強く、ウィルス対策などでは活躍しますが、衣類の漂白に関してはハードルが高く、色素を破壊して漂白するため色柄物には使えません。
家庭での漂白は酸素系漂白剤を使うのがおススメですよ。
まとめ
一見、汚れていないように見える服。
しかし一度着れば、必ず汗や皮脂の汚れが付いています。
お気に入りの服に黄ばみができてしまうとがっかりしますよね。
でも、心配いりません。
漂白剤や重曹などを正しく使って、黄ばみも落としてしまいましょう。
それでも落ちない時や、衣類を長期保存する場合はクリーニング店にお任せしましょうね。
突然ですが
今、おしゃれできていますか?
私は子供が生まれてからというもの、まったくおしゃれができなくなりました。
子育てが忙しく毎日、同じ洋服を着て出社をしていました。そんなある日、職場の若い女の子に
「毎日同じ洋服で楽そうですね、でも私はそこまで女を捨てられません」
なんて言われる始末。子育てが忙しいからおしゃれなんて無理…そう思っていました。
しかし!
ものすごい簡単におしゃれができてしまう方法があったんです!
この方法ならお金も節約できるし、おしゃれも楽しめるし一石二鳥、いやそれ以上です。私はこの方法に出会ったおかげで毎日おしゃれを楽しんでいます。
職場でも「おしゃれですね!」って言われて最高に嬉しいです。