あれは30年ほど前の事(歳がバレる。)
祖母の住む家に遊びに行く度、祖母の漬けるぬか漬けを食べるのが楽しみだった私。
今まで生きてきて、あれほど美味しいぬか漬けを食べた事は他にない。
きゅうり。朝鮮人参。昆布。
全てのぬか漬けが美味しい。至福の時。
話がだいぶ逸れてしまいましたが、そのような訳で祖母の家の冷蔵庫は常にぬか漬けのにおいがしました。
あと、何かの。何かのにおい…
子供だった私には分からなかったけれど、もしやあれは、カビのにおいだったのではなかろうか。
美味しいぬか漬けと共に香るカビのにおい。
複雑。
冷蔵庫のカビは落とせないのでしょうか?
そこで!冷蔵庫にカビが生えてしまった時のお掃除方法、また、原因と対策についても調べてみました。
目次
カビが生えた時のお掃除方法

まずは掃除道具を用意しましょう。
・キッチン用アルコールスプレー
・液体漂白剤(ハイター等)を5倍に薄めたもの
・綿棒
・から拭き用のダスター
冷蔵庫内の掃除には、なるべく清潔な布を使いましょう。使い古した雑巾などは、よけいに雑菌が繁殖してしまう可能性があります。使い捨てのペーパーやダスター類も便利です。
冷蔵庫のドア面や取手部分は、手あかや油汚れなどで意外に汚れています。まずはここから掃除しましょう。布にアルコールをスプレーして、拭きとればOKです。
庫内もアルコールスプレーで拭いていきます。カビがほかの箇所に移らないように、布はこまめに交換しましょう。カビ汚れを布に移して少しずつ除去していくイメージで拭いていきます。
冷蔵庫は、基本的にはアルコールで掃除しますが、どうしても落ちない場合は漂白剤を使います。ハイターを5倍に薄めた液体を、綿棒に付けてパッキンなどカビ汚れがひどいところを拭きとりましょう。綿棒はこまめに交換してくださいね。最後に清潔な布で水拭き・から拭きをしましょう。
貯水タンクやフィルターなど、洗えるパーツはすべて外して洗います。カビ汚れがひどい場合は漂白剤で15分ほどつけ置き洗いしてから、しっかりすすいでください。
市販の製氷機専用クリーナー液も便利です。給水タンクにクリーナー液を入れれば、製氷するルートをクリーナー液がとおり、洗浄してくれます。口に入っても安心です。
野菜室のケース・卵ケース・仕切りなど、取り外せるパーツの漂白剤つけ置き洗いもカビ掃除には有効です。野菜室の大きなケース自体をつけ置き用の容器にすると便利でしょう。つけ置きしたあとはしっかりと水洗いしてすすいでください。
冷蔵庫内のカビ掃除をしていく際には、中の食材を一度全部取り出してから行うのが望ましいのですが、全てを取り出すのは大変ですし、子供がいる場合、食材を、おもちゃにされます(笑)
なので、冷蔵庫掃除に向けて少しずつ食材を減らしていけば、少しは楽になると思いますよ。
本当は、冷蔵庫の中を一度に全部綺麗にした方が良いらしいのですが、子供がいたりすると、冷蔵庫掃除にばかり時間をかけられないので、出来る所からでも私は良いと思います。
頑張り過ぎてしまうと結局疲れて、家族に当たってしまうかもしれませんし。無理は絶対にしないようにしてくださいね。

冷蔵庫にカビが生える理由

どうして冷蔵庫にカビが生えてしまうのでしょうか。
そもそもカビの生えやすい条件としては以下の通りです。
・湿度 70%~80%
・カビの栄養源と酸素
このように、温度と湿度が高く、カビの栄養となるものがあればどんどん増えていきます。
なのに何故、冷蔵庫でカビが生えるの?と不思議に思いますよね。
冷蔵庫の中の温度は3℃~6℃、野菜室でも3℃~8℃です。
けれど、カビ菌は温度が低くなると活発に活動しなくなるだけで、そこにいるのです。
目に見えないけれど、あちこちに漂っている常在菌なので、食材にも付着しています。
なので、冷蔵庫の中でもゆっくりと繁殖しています。
カビは低温に弱いイメージがありますが、実は0℃~50℃くらいの環境なら活動できます。冷蔵庫・野菜室のカビ検出率は約20%~35%、冷凍庫ですら2%程度検出されています。
食材や、飲み物をこぼしたものはカビの栄養です。カビが繁殖するには、温度や湿度だけでなく、栄養も必要。食べ物がいっぱいの冷蔵庫は、実はカビにとって充分繁殖できる場所だったのです。
また、野菜室におけるカビ検出率は、冷蔵室よりも約10%も高くなっています。これは、野菜に付いている土からカビ菌が運ばれるためです。買ってきた土付き野菜をそのまま冷蔵庫に入れている方は要注意ですよ。
また、冷蔵庫のパッキン部分は、すきまが深く掃除もしづらい箇所です。冷蔵庫内のほかの箇所と比較すると、カビにとって快適な環境と言えるでしょう。パッキン部分に飲みこぼしや土などが付着すると、よりカビにとって好環境となってしまいます。
ところで、製氷機の貯水タンクは自動で水が流れて氷が作られる仕組みとなっていますよね。実はここも定期的にメンテナンスをしないと、製氷機自体にカビが付いてしまうのです!カビが混入したまま、氷ができてしまうことにもなるので要注意です。
その他にも、作りおきの料理をそのまま放置してしまってカビが生えていたり、賞味期限切れの食べ物にカビが生えていた、なんて事もあります。

カビの予防法は?

カビが生えてこないように予防しましょう。
こまめに掃除をしよう!
こぼしたものをすぐに除去することで、カビの栄養を断ちます。また、こぼしてすぐなら汚れがまだゆるいため、掃除しやすい!というメリットもあります。
カビが生える前に掃除することも大切ですね。アルコールスプレーは常備しておくと良いですよ。汚れていなくても、週に1回は拭き掃除をすることが望ましいです。こまめに掃除することで、面倒な大掃除も不要になります。
ただし、食品が溶けたり傷んだりしやすいので、できるだけ冷蔵庫の在庫が少ない時にしましょうね。
けれど、年末大掃除等、どうしても今日!掃除するんだ!というような時は、取り出した食品をクーラーボックスに入れると良いです。しかし、我が家にクーラーボックスなんて無いよ…
という方は、買い物用の保冷バッグに保冷剤と一緒に入れておいても大丈夫。お掃除は手短にササッと済ませてしまいましょう!
冷蔵庫の開閉には注意しよう!
カビは10℃以下でも生きていけますが、冷蔵庫内の温度は低いに越したことはありません。冷蔵庫の温度を低く保つことでカビの繁殖を抑えられます。具体的なコツをご紹介しましょう。
カビの繁殖を抑えるコツ
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冷蔵庫を開くことで庫内の温度が上昇します。電気代がかさむだけでなく、中にあった食材が傷み、カビの原因となります。
それ以外にも、冷凍室は少し扉を開けたままにしておくだけで、室温は急激に上昇します。すると、冷凍されていた食材は半解凍状態になり、その食材をそのまま冷凍した場合は再冷凍状態となって、食材の味も落ちてしまいます。
また、冷蔵庫の扉を開ける事で室内の湿気を吸い込み、それが霜の大きな原因ともなります。湿気の多い梅雨の時期や夏場は特にカビにも注意が必要です。開ける回数は少なく、時間は短くしましょう。

食材を詰めすぎないようにしよう!
冷蔵庫内のスペースに余裕を持たせることで、カビが繁殖しにくくなります。冷却効果もアップするため一石二鳥です。不要なものが冷蔵庫内でギュウギュウ詰めになってしまうと、奥に入れてしまった食材の腐敗に気付かず、長い間放置してしまった、ということも起こりやすくなります。
理想としては、冷蔵庫内の食品の割合を7割程度に留め、隙間を空けるようにして置くと良いですよ。
詰めこみすぎると、買ったはずの食材等を見つける事が出来なくなり、そのまま忘れて見つけた時にはカビが生えてしまっていた!なんて事にもなりかねません。
冷蔵庫に物を詰め込みすぎてしまうと、空気の循環が悪くなり、においもこもりやすくなってしまいます。冷却効率も落ちてしまうので、食品が腐敗しやすくなります。

冷蔵庫のにおい対策

冷蔵庫のにおい。なかなかお掃除できなくても簡単に消臭できたら嬉しい。だって主婦だもの。
重曹
小さな瓶でも小皿でもよいので、重曹を入れて置いておきます。
約1ヶ月は消臭効果がありますよ。
固くなったら取り替えましょう。
固くなった重曹も、水に溶かしてスプレーボトルに入れれば、冷蔵庫内や、コンロの油汚れを落とすのに使えますよ。
割合としては、重曹小さじ1~2杯に水200mlです。
ただし!
フローリングの床掃除には使わないでくださいね!フローリングのワックスが剥がれてしまいます。
私はそれを知らずに重曹スプレーで床掃除をして、ワックスが剥がれてしまった事があります(若かったあの頃)。
木炭
においを吸着する効果もありますが、湿気も吸い取ってくれますよ。
バーベキュー等に使う木炭は、布袋等に入れる。もしくは、使わなくなったストッキングや、ストッキング素材のゴミ受けなどでも良いと思いますが、キッチンペーパーでくるんで置いておくのが簡単かと思います。
冷蔵庫の空きスペースにしばし放置しておきましょう。100g程が適量です。
条件にもよりますが、炭は早いもので3日程で脱臭効果がなくなることもあります。お湯で洗ったり、天日干しにすると効果が戻りますよ。
焦がしたパン
つい、うっかり焦がしてしまったパンは、トースターで更にしっかり焦がしてしまいましょう。
もう食べられないのならば心も痛まない(多分)。
お皿に乗せてそのまま冷蔵庫に入れておきましょう。
中途半端に焦げている位だと、逆にパンにカビが生えてしまいます。なので、真っ黒になるまでしっかり焦がしてくださいね。
コーヒー豆
コーヒー豆といっても、そのままでは勿体ないですね。ドリップした後のコーヒーかすが使えますよ。
消臭剤にするには、天日干しか、皿に広げて電子レンジで加熱して乾燥させます。少しでも水分が残っていると、白カビが生えてしまうからです。
が!
よくよく調べた所、コーヒーかすを完全に乾燥させるのはなかなか難しいらしく、そもそも子育て中の主婦がわざわざそんな事するでしょうか?私はしない…
そもそも、コーヒーかすを消臭剤にされる方は、普段から家でコーヒーをドリップされている方。
つまり、コーヒーかすなんて、いくらでもゲット出来ちゃいます。
濡れたまま放置してるとカビが生えてしまいますが、コーヒーかすをいくらでもゲット出来ちゃうのだから、カビが生える前に交換出来ます。
しかも、実はコーヒーの消臭効果は乾燥している状態よりも、湿っている状態の方がにおいを吸収してくれます。湿ったコーヒー豆は活性炭の5倍ほどの消臭効果があるそうですから驚きです!
特にアンモニア臭を吸着する効果が高いので、トイレなどの消臭剤には、湿っているコーヒー豆の方が向いているそうです。コーヒーかすをそのまま瓶などに入れるだけなので簡単ですね。
手間がほとんどかからないので、日常的にコーヒーを飲んでいる方なら、湿ったコーヒーかすをそのまま使ったほうが消臭効果が高いですよ。冷蔵庫やトイレだけでなく、玄関にも使えます。かわいい小瓶に入れて飾ればインテリアにもなりますね。
上記の物が家に無いし、それをわざわざ買いに行くならもう消臭剤を買うよ…とゆうそこのあなた。
正解です(笑)
結局これが一番手っ取り早いですね!

まとめ
冷蔵庫のカビ掃除、その原因と対策についてご紹介しました。冷蔵庫にカビが生えてしまった場合でも、すぐに掃除すれば大丈夫ですよ。また、汚れる前にこまめに掃除することで、カビ知らずの清潔な冷蔵庫を保つことができるでしょう。
毎日の家事と子育てで、冷蔵庫の事まで気にしてられないと思います。本当に余裕がある時だけでもいいので、冷蔵庫のササッとお掃除。ぜひ始めてみてくださいね。
突然ですが
今、おしゃれできていますか?
私は子供が生まれてからというもの、まったくおしゃれができなくなりました。
子育てが忙しく毎日、同じ洋服を着て出社をしていました。そんなある日、職場の若い女の子に
「毎日同じ洋服で楽そうですね、でも私はそこまで女を捨てられません」
なんて言われる始末。子育てが忙しいからおしゃれなんて無理…そう思っていました。
しかし!
ものすごい簡単におしゃれができてしまう方法があったんです!
この方法ならお金も節約できるし、おしゃれも楽しめるし一石二鳥、いやそれ以上です。私はこの方法に出会ったおかげで毎日おしゃれを楽しんでいます。
職場でも「おしゃれですね!」って言われて最高に嬉しいです。