子育ての価値観の違い!夫婦の育った環境の違いを認め合うには

私たち夫婦は、それぞれの価値観で子育てをしています。

それは今まで育ってきた環境が違うのだから当然、価値観も異なってきます。

その違いを夫婦で合わせていかないと子どもは混乱してしまうのでしょうか?

そして、それは合わせられなくなった時、家族は崩壊してしまうのでしょうか?

そうならないためには、どうしたらいいのでしょうか?

育った環境が違うから価値観の違いは当たり前

私は、金子みすゞさんの詩「私と小鳥と鈴と」が大好きです。

わたしと小鳥と鈴と

「わたしが両手をひろげても、 お空はちっとも飛べないが、 飛べる小鳥はわたしのように、 地面(じべた)をはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、 きれいな音は出ないけど、 あの鳴る鈴はわたしのように、 たくさんなうたは知らないよ。

鈴と、小鳥と、それからわたし、 みんなちがって、みんないい。」

引用:モチラボ

みんな違って、みんないいというところがとても好きです。

このように、子どもたちもみんな違ってみんないいと思っています。

子どもたちの個性もそれぞれです。それを親はこうあるべき、などという価値観で育てるべきではないと思っています。

できるだけ多くの人と関わりながら育っていくのが良いと思っています。

 

我が家は、家族で小さな会社を経営していますので、長男が生まれた時も私は仕事をしていました。

でも、手元で育てたかったので、保育園には入れず、会社に一緒に連れて行ってました。

会社に着くと、おじいちゃんがベビーカーに乗せ、散歩をしたり、近所の友達の家にお邪魔したりして、ご飯の時間まで過ごしていました。

子どもは小さい時から、年寄りの価値観で育っていったのです。

子どもはそのうち、会社と家を行ったり来たりして遊んでいました。

会社では、お客様がいらっしゃいますので、たくさんの方とお話しする機会がありました。見よう見まねでお手伝いもたくさんしてくれました。

そこから、周りの人の役に立つとうれしいという価値観ができたように思います。

 

それまで祖父母と一緒に暮らしておりましたが、次男誕生をきっかけに引っ越しをしたのであまり会社にはいかなくなってしまいました。

それでも、何かと助けてもらっています。

 

私も自分の育った環境とあまりにも違う環境に戸惑いつつも、祖父母の自分とは異なる価値観(結構古い考え方だったりします。)も取り入れつつ息子たちにとって何が必要なのか、柔軟に考えたいと思っています。

 

そうです、子どもにとって何が良くて、何が悪いかなんて、その時その時で変えても良いと思います。

 

大切なこと
父親、母親だけでなく、祖父母や近所の方、学校の先生など多種多様な価値観で育てるのが良い。子どもはそこから色んな生き方があるのだということを学んでいく。

 

かおり
子育ての価値観について夫婦で話し合ってみました
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認識の違い

夫に父親になったと思った時のことを聞いてみました。

子どもが生まれた当初は話すことも食べることもできない赤ん坊を母親が自分の全てをかけて育てていて、1年間は本当に大変そうにみえた。

よって、特別な絆がこの時期に確立していくんだろうな!と夫としてそばにいて感じ取っていたようです。

しかし、自分が自分の子どもと認識したのは片言の言葉を話始める1歳半から2歳ごろで、それから言葉を通じて段々と愛情が湧いてきたそうです。

かおり
私は妊娠してすぐに母親になったんだと認識していましたので随分とスタートラインが違うようです。

役割の違い

ただし、夫が言うにはそもそも父親と母親で役割が違うと言うのです。だから、価値観は当然変わってきます。

父親の役割

我が家では、父親の役割は稼ぐことだと言います。

収入を得るということのみならず、人の役に立てる幸せということを自分を見て学んでもらいたいと思っているようです。

 

母親の役割

私は、子どもの生活全般。

学校や幼稚園、習い事の送り迎えや先生とのやりとりなどです。

 

基本、夫には事後報告

いつも勝手に決めやがってと怒られます。

 

例えば、子どもが小学校1年生の頃、小さいドラムセットを見たのをきっかけに習いたいと言いました。

私はすぐに某音楽教室へ見学に行きましたが、長男は手も足も短くてシンバルまで手が届きませんでした。

そこで夫がバスで30分かかるところを見つけてきてくれました。

ただし、次男はまだ2歳。連れて行くと二人で喧嘩したり、大騒ぎするので連れていきたくない。

そのため、祖父母の家へ預けてからレッスンに行っていました。

次男を迎えに行き、電車で帰る頃には真っ暗になっていました。

 

<習い事についての価値観>

[父親の価値観]
  • なかなか大変でしたが、夫は「一度始めたものは上手く出来るようになるまでは続けなさい。」と良く言っていました。
[おばあちゃんの価値観 ]
  • ところが、おばあちゃんは「そんなことする暇があるなら、勉強しなさい。」と言います。
[母親の価値観 ]
  • 私は「楽しいなら続ければいいし、やめたくなったらやめればいい。」と言っていました。

 

そんな中、絵を描くことと、ゲームが好きな息子が好きになりそうなプログラミング教室ができました。

そこで、息子にどうする?と聞くと、お父さんと約束したからドラムの今やってる課題が出来るまで頑張りたい。

おばあちゃんと約束したから、学校の宿題も頑張る。

それが出来たらプログラミングを始めてみたい。と言ってドラム教室はやめて、今はプログラミング教室に通っています。

 

夫婦で価値観が異なっていても、結局決めるのは子ども本人です。

子どもは小さいなりに親や祖父母の意見を取り入れて判断することができます。

親は人生の選択肢を示すだけで良いのです。

 

また、仕事で留学のお手伝いもしていますので、日本だけでなく、世界の価値観を学んでもらおうと、長男が小学校3年生の夏休みにフィリピンのセブ島へ1ヶ月留学させました。

長男はほとんど英語は分からない状態でしたが、身振り手振りで何とか伝えていたようです。

フィリピンの方はとにかく明るい方が多かったようです。

朝起きたらすぐに庭に出て大きな音で音楽をかけてダンスをしてテンションを上げてから1日を始めるという生活でした。

寝ぼけたまま学校へ行っていた長男にとってはビックリなことばかりだったようです。

日本とは違うところばかりで、今までの当たり前が当たり前でない世界がそこには広がっていました。

生活スタイルも言葉も違う人とも交わるうちに色んな価値観を感じ取ってきてくれたようです。

 

グローバルな価値観へ
日本だけの価値観ではもったいない。世界を視野に入れた子育てをしよう

 

かおり
では、長い歴史の中で子育ての価値観はどのように変化してきたのでしょうか?

子育ての価値観の歴史

今から1000年前までは、子どもは育てられない場合、捨ててしまうというようなこともあったようなのです。

当時の法律にも捨て子を罰するというような法律も存在しておらず、しょうがないで済んでいたようです。

それに、衛生環境も良いとは言えず、7歳まで生きられずに死んでしまう子どもも多かった。

それが、江戸時代も半ばになってくると寺子屋が全国に普及し始めます。

この頃から子どもを教育しようという価値観が広まってきました。

特に、父親が長男を立派な跡取りにするために奮闘していました。

ただ、庶民たちは、村単位や大家族での子育てをしており、母親も立派な労働力だったため、大きな子どもが小さな子どもの面倒を見るのが当たり前だったのです。

つまり、母親が子どもを育てるという価値観そのものが当たり前ではなかったのです。

 

それが変わるのが大正時代になってからです。

特に第一次世界大戦で景気が良くなった日本では、多くの企業が誕生しサラリーマンがこの頃から出てきます。

その後、1960年代の高度成長により日本が豊かになってゆきます。

そして、外でお金を稼ぐ父親、家事や育児に専念する母親と子どもの核家族になっていき、若い父親と母親で子どもを育てなければならなくなっていったのです。

かおり
では、今はどうなのでしょうか?

現代は、生き方も多様になってきました。母親も働くのが普通のことになりました。

つまり、夫婦だけで子どもを育てていくには無理があると思うのです。

働き方も子育てももっと色々あって良いと思います。

子育てをいろんな方に手伝ってもらいながら、育てていければ良いと思います。

子どもはたくさんの人に支えられて大きくなってゆくのです。

さいごに

子育てをしていると、悩みはつきませんよね。

しかも、夫に相談しても的外れな答えしか返ってこないこともあります。

でも、子どもが自分の持っている強みを活かせるような生き方が出来る様にしたいと考えています。

夫と意見が違うことがあっても、お互いの意見を取り入れ、認め合うことが大切だと思いました。

困っている時、頼りになる友人や近所でいつもお世話になるおばあちゃん、両親など信頼できる人に相談してひとつずつ解決して行こうと思います。

あなたは誰に相談しますか?

 

 

 

 

 

 

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