お揃いの服。それはペアルック(歳がバレる)。
今は何て言うんだろう?と思って調べてみたら、双子コーデって言うんだそうです。
…ピンとこない(歳がバレる)。
私も子供同士でお揃いの服を着ているのを時々見かけます。とても可愛いですよね。
小さな頃は親の選んだ服を着てくれる子供達。でも、大きくなってくると自分で選びたいという気持ちが出てくるもの。
本当は、子供自身はお揃いは嫌!と思っているのかもしれません。
お揃いで可愛い!と喜んでいるのはもしかしたら親だけかも…
そこで、我が子にお揃いの服を着せる親の心理と、着せられている側の子供の気持ちについて調べてみました。
親の心理:「お揃い」と「平等」

小さな子供同士がお揃いの服を着ているのを見かけると、可愛いなーと思ってつい顔が緩んでしまいます。
けれど、お揃いの服は、ただ可愛いだけではないんですよ。
例えば、二人兄弟の子供にお揃いの服を着せてお出掛けしたとします。
お出かけ先で、もし弟が迷子になってしまった場合でも、「この子(兄)と同じ服の子見かけませんでしたか!」と、探しやすいのだとか。
それに同じ服を着せていれば、公園などの周りに大勢の子供達がいる場所でも、自分の子供がどこにいるのか目に入りやすいし、探しやすいですよね。

でも、それだけではありません。
親は「お揃いは可愛いから」という理由で着せることがほとんどだと思います。
その兄弟姉妹ペアルックにさせたい、という親の心理には実は、兄弟姉妹が同じように育って欲しい!という願望もあるのだとか。
「平等」同じように育ってほしい親の心理
子供達は、兄弟姉妹の間で親からの差別を受けて育ちます。

多くの親は子供達を平等に可愛がっていると言い、実際そのように努力している方が多いと思います。ただ、子供としては、平等とは思えていないのです。
親がどんなに「私は自分の子供達を皆、平等に可愛がっている」と口で言っていても、本当に平等ではないんです。
なにより子供達は、平等にされる事を望んでいません。
それよりも、自分の持つ個性、自分自身を認められる事を望んでいます。
そもそも「平等」という言葉は、比較をしているときに使う言葉です。
子供は一人の人間。それぞれが尊重すべき存在です。
平等に扱うのではなく、個別に接する事が大事です。

例えば、親自身が運動が得意だとします。親は自分の二人の兄弟達を、運動ができる子供に育てたいと思うのは自然なことかもしれません。
お兄ちゃんは最初から上手に運動をすることができました。
しかし弟は、運動があまり得意ではなく、何度練習をしても上手にできません。
この場合、親は自然とお兄ちゃんに期待をかけ、褒めるような行動をとってしまう可能性があります。
弟は頑張っても上手にできないことで、劣等感を感じ、親から差別を受けていると感じてしまうかもしれません。
お揃いの服を着せるという、ただそれだけの微笑ましいような親の行動。
その中には、親自身すら気付いていない、兄弟揃って同じように育って欲しいという心理が隠されているんですね。
兄弟姉妹はそれぞれ違う人間

「子供は親から差別されている」という言葉を聞いて、兄弟姉妹の子供がいらっしゃる方は驚かれたと思います。

そう思われる方もいらっしゃると思います。
それはそれでいいと思います。
平等に可愛がっているから、お揃いの服を着せたくなるという気持ちも分かります。
けれど、どうしても上の子というのは下の子に対して、親を取られたと感じているものです。
なのに、服装だけは弟や妹と同じ服を着せられます。
親の無意識の行動によって傷付いている事に、当然、親は気付いていません。
そして、そんな子供への親の対応により、その子は将来の人間関係にまで影響を及ぼす事になる可能性もあります。
大人になっても、その苦しみや悲しみを抱え、幼い頃からの記憶と葛藤しながら生きています。

兄弟姉妹の多かった私は、寂しい子供時代を過ごしてきました。
私の母親は典型的な「下の子ばかりを可愛がる」人でしたので、私はたった一歳しか違わない妹に比べ、ずいぶん放置されて過ごしていました。
幼い頃からいらない子供のように扱われた私は、未だに自尊心が底辺です。
人から悪く言われても、言い返す事も出来ません。

私は人から嫌われて当然の人間なのだと思ってしまうんですよね。
兄弟姉妹の上の子というのは、親の何気ない言葉によって、傷付けられることが比較的多いのではないでしょうか。
- 「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから我慢しなさい」
- 下の子が悪くて喧嘩になったのに…
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)の方が悪い」 - おもちゃの取り合いになると…
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)が譲ってあげなさい」 - 下の子が先に手を出して来たのに…
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)が下の子を叩くなんて!」
ただでさえ親の愛情を奪われ傷付いているのに、先に生まれたというだけで、我慢するのが当たり前だと押し付けられるのです。
なのに、服は下の兄弟とお揃いで着させられます。

私の服を選ぶ手間が省けるからです。
私のように、幼い頃に寂しい思いをしたからこそ、自分の子供は平等に!と思ってる方もいるでしょう。
親として、えこひいきをしないことは大切ですが、そもそも子供は平等にされることを望んではいません。
平等にされるのではなく、自分の事を一番に愛して欲しいと思っています。
愛情を持って育てている親御さんも多くいらっしゃると思います。
自分の子供達を、同じように愛情を持って育てているつもりでも、子供の受け取り方は様々です。同じようにしているつもりでも、差が付いている事もあるかもしれません。
不器用でもいいんです。
子供一人一人に愛情を持っている事を、ぜひ言葉で伝えてあげてくださいね。
自分で考える力をつけさせる!

幼くて、まだ自分で服を選べない子供は、親の選んだ服を当たり前のように着てくれます。

自分で選びたい!というこの気持ちは、実はとっても大事です。
小さな事ですが、
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そんな事が、自分で服を選ぶという事の中で出来ていきます。
それは、社会に出て行く上で絶対に必要な事です。
子供だから分からないだろう、自分で選ぶことは出来ないだろうと決め付けないようにしましょう。

ぜひ、子供に選ばせてみてください。
服を選ぶという行動派、子供の自分で考える力を育むにはもってこいの方法なのです。
何故なら…
子供が自分で明日着る服を決めるとします。
その為には、まず天気予報を見て、明日の天候や気温を把握する必要があります。
- 天気予報はどうやって調べるのか。
- どの地方の情報を見ればいいのか。
- 予想気温に対して長袖がいいのか半袖で大丈夫なのか。
- 傘は必要か。
などなど。
着る服を決定する為に、実にたくさんの事を自分で考える力が必要になってきます。
自分で決めるという事を繰り返していく事で、自立心を育てていくのです。
この時、最初から親の考えを押しつけて、子供の考えを否定するような事はしないようにしましょう。
例えば、明日は今日より気温がかなり下がると予想されているのに、子供がタンクトップやノースリーブのブラウスを用意したとしましょう。
そんな時でも、「風邪をひくからダメ」と親が最初から否定してしまうのではなく、よく話をして、子供の思いを聞いてみてください。
もしそこに本人なりの考えや理由があったとすれば、それは立派な事だからです。

まとめ
お揃いの服ぐらいの事で大げさだ、と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、子供は親が思っている以上に我慢をしています。
親の事が好きだからこそ、我慢している事を気付かれないよう、我慢をしています。
確かにお揃いの服は可愛いです。
着ている子供達が喜んで着ているのなら、全く問題ありません。
でも、もしかしたら本当は嫌なのかもしれない。
ということを少し意識してみるといいかもしれませんね。
可愛いから着せたい。
それも確かに愛情ですが、今度服を買う時は、それぞれ子供達に選ばせてみませんか?
もしかしたら、とっても喜んでくれるかもしれませんよ。
突然ですが
今、おしゃれできていますか?
私は子供が生まれてからというもの、まったくおしゃれができなくなりました。
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